夏に多いクルマのトラブル対策

CONTENTS
クルマのトラブルワースト10
バッテリーの夏バテに要注意
車内の暑さ対策

車内の暑さ対策
読者アンケートで1位と3位に入った「サウナの様にものすごく暑くなる車内」でのトラブルはただ暑いだけでなく、ダッシュボードに入れておいたCDケースが溶けて壊れてしまったり、炭酸飲料のペットボトルが破裂して車内で噴水状態…なんて悲惨なことも。夏の暑さは避けられませんが、ちょっとした工夫で夏のカーライフを楽しみましょう。

エアコンのトラブルを防ぐために
■バッテリーに負担をかけすぎないで車内温度を下げる方法は?
駐車しておいた車内が暑くなっていたら、エアコン全開にして数分待ってスタート、ということも多いですよね。これはごく当たり前にやっていることですが、駐車してガンガンクーラーを使うとバッテリーに負担がかかるだけでなく放っておくと冷却水の水温が上がりオーバーヒートを起こす原因にもなります。少しでもバッテリーの負担を減らし、しかも急速に車内温度を下げるためには、
 (1)前後の窓を全開にして室内の熱気を出しながら走行
 (2)エアコンを1分位「外気導入」+「風速最強+冷」に
 (3) 窓をすべて閉めてエアコンを「内気循環」に切り替える
という方法がオススメです。

■いざという時のためにしておきたい日頃のチェック

「猛暑だった時、エアコンが全く効かなくなってしまった。(埼玉県H・Yさん)」なんて悲惨な事態を防ぐ為にも、日頃からやっておきたいメンテナンス。中でも空気を冷やすという大事な役割がある「エアコンガス」はチェック。スタンドでも補充することができますので、夏は特に注意しましょう。
「エアコンガスは補充したのに極端に冷えが悪い」という場合はコンプレッサーの故障やガス漏れ、ラジエーターや配管の水漏れ、エアコンフィルターのゴミ付着などが考えられます。「なんとなくエアコンの効きが悪いかも」と放っておかず早めに点検しましょう。

■夕方涼しくなってきたら

「ガソリン代節約のために夕方は、自然の風をエアコン代わりにしています(静岡県H・Sさん)」というご意見もありましたが、夕方など涼しくなってきたらバッテリーの負担を抑えるためにもエアコンを切ってみては。2千円代の商品もある「車内用扇風機」を使ってみてもいいですね。(車内で電気を使うことに変わりはないので使いすぎはバッテリーの負担になります。)

すぐにできる車内の暑さ対策
■サンシェード
基本中の基本は、サンシェードなどによって直射日光をやわらげること。
日中、陽当たりの良いところに車を停めた場合、サンシェードをするかしないかでは車内の温度が15度程度違います。使わない時はコンパクトにたためるものが便利。ちょっとした衣替えにもなりますね!
サンシェード
■熱遮蔽カーフィルム
日光をまともに受ける窓に、ボディカラーにあわせて色を選べるカーフィルムを貼ると、暑さとUV対策を同時に行うことができます。(フロントガラスとフロントドアガラスは可視光線が70パーセント以上透過する事がカーフィルムの条件として道路交通法で定められています。濃すぎる色は違反になるので注意が必要です。)
「暑さをやわらげられるのはいいけどフィルムを貼って車内が暗くなるのがイヤ」という方には透明フィルムがおすすめ。特殊金属がフィルムにコーティングされていて明るさを全く変えずに暑さの元になる赤外線を80パーセントも遮蔽するという商品も。車内の暑さ対策だけでなく内装や革部品の色褪せ防止に役立つのも嬉しいですね。
■窓を開けてタオルをはさんでおく
日中、窓を閉めきった車中はあっという間に50度以上に。4つの窓を少しだけ開けておくと風が入り、大幅な温度上昇を避けられます。(盗難にはくれぐれも注意して下さい。)窓にタオルを挟んでおくと直射日光をやわらげることができます。


日陰駐車
できれば日陰に駐車しましょう
■熱〜いハンドルには
「ハンドルが熱くて熱くて持てません。なんかいいものないですか(静岡県M・Oさん)」
やけどしそうになる位熱くなるハンドルには、さっと簡単にかぶせることができる専用のハンドルカバーが有効。急速冷却スプレーも携帯しておくと便利。運転中のUV対策を兼ねて、日よけ手袋をすれば高温になったハンドルを直に持たずにすみます。
ハンドルカバー
カーケアショップや通販で購入できるハンドルカバー
■暑い日ざしとチャイルドシート
どうしても熱がこもりやすいチャイルドシート。クルマを駐車して離れる時は、チャイルドシート用の日よけカバーを使えば金具部分が熱くなってやけどするのを防げます。専用のカバーがなくても、バスタオルなどで代用できます。子供を乗せる前に、チャイルドシートの温度を確認してあげましょう。また、最近ではさっとスプレーすれば瞬間冷却できる「チャイルドシート用冷却スプレー」なるものが出ていて通販でも売っています。凍らせたペットボトルや保冷シートで代用してもいいですね。
チャイルドシート
■車内に愛犬を置いたままは厳禁
当たり前ですが、窓を閉めきった車内に愛犬を置いたままにするのは厳禁です。ちょっと車を離れる位だったら、窓を少し空けて通気をしておきましょう。人より体温調節が難しい犬には、首の大動脈を冷やしてあげると効果絶大だそう。ケーキなどに付いてくる小さな保冷剤をバンダナに挟んで巻いてあげてもいいですね。
愛犬

「ボンネットを開けたこともないしメンテナンスなんてわからない」という人でも、走行方法をちょっと意識したり、スタンドのバッテリーチェックのサービスを利用したりすることでクルマのトラブルを防ぐことができます。
行楽シーズンでクルマを使うことも多くなるこれからの季節、ポイントをおさえて快適カーライフを楽しんで下さい☆


↑ページトップへ
 鈴与商事株式会社 Copyright(C), 2006 Suzuyoshoji CO.,LTD