ECOな時代へ!進化する自動車“エコカー”って?

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第1章 いま話題のエコカーって何

エコカーのイメージは?

「エコカー」って聞くと、どんなイメージをもちますか?メルマガ読者へのアンケートでは、「CO2の排出量が少なくて環境に優しい」「燃費がいい」「とっても静か」「価格が高い」といった声が寄せられました。中には、「バック・トゥー・ザ・フューチャーのデロリアンにゴミを入れて燃料補給をするシーン(静岡県40代男性)」「ドラエモンなどに出てくるような、タイヤがなく、排気ガスの出ないような車(静岡県30代女性)」といった、昔描いた未来の車のイメージを思い浮かべた方も少なくないようです。

 

どんなものがあるの?

では、実際にどんなエコカーがあるのでしょう?燃費のいい軽自動車もエコカーの部類に入るかと思いますが、「次世代自動車」と呼ばれる最先端の技術を用いた自動車には、既に市販されている「ハイブリッド」の他、「電気自動車」「燃料電池車」「水素エンジン車」など、様々な種類があります。

アイミーブ
FCXクラリティ
 

市場に登場しているエコカーといえば、なんといってもトヨタのプリウスが有名ですが、ハイブリッド車としてはシビックハイブリッドを始めいろんな種類が出ています。その他、まだ市販はされていませんが燃料電池車としても、Hondaが今年11月から「FCXクラリティ」の官公庁及び一部法人向けリース販売を開始する他、スズキ、日産、トヨタなど、各社が開発に乗り出しています。また、三菱自動車では2009年夏から法人向けを中心に電気自動車「iMiEV」の販売を年間2000台規模で開始する予定です。

なぜ、今、注目されている?

CO2排出量円グラフ
出展:JCCCA
CO2の排出による地球温暖化問題が深刻になっていることは言わずと知れた事実ですが、このCO2のうち、20%が自動車から排出されているってご存知でしたか?
そんな中、クローズアップされてきたのが、新技術を使ってCO2の排出量を減らす「エコカー」。一口にエコカーいっても、ガソリンを節約したりCO2の排出がない電気を使ったりと、その種類は様々。ほんのちょっと先の未来には、ガソリンを使わない車の時代が来るかもしれませんね。

 


それぞれのしくみは?

では、エコカーはどんなしくみで動いているのでしょうか?エコカーの種類は、その「動力」と「エネルギー源」がポイント。「動力源」には、エンジンかモーター、またはその両方を使うハイブリッドの3種類があり、「エネルギー源」にはガソリンや軽油といった化石燃料、電気、水素などがあり、これらの組み合わせでエコカーの種類が異なります。

▼主なエコカーの種類としくみ

  エネルギー源 動力源
ハイブリッド車 ガソリンまたは電気 エンジン+モーター
電気自動車 電気 モーター
燃料電池車 水素 モーター
水素自動車 水素 エンジン

▼電気自動車   ▼燃料電池車
電気自動車(iMiEV)しくみ
燃料電池車しくみ
電気でモーターを回して走る 水素と空気中の酸素を化学反応させて起こる電気で走る

どんな特徴があるの?
ハイブリッド車: 状況に応じてガソリンエンジンや電気モーターなど複数の動力源を組み合わせて走る低公害・省エネルギー車。実用性も高く注目を集めています。
電気自動車: 電池に蓄えた電気でモーターを回して走行。C02を排出しないクリーンな環境性能で、プラグインで充電できる。ガソリンを使わないで安価な電力を使うから、走行にかかるコストを削減できることや、騒音が少ないことが特徴。
燃料電池車:

水素と酸素を反応させて電力を生み出す原理で電力を供給。走行時に排出されるのは、化学反応によって生じる水蒸気のみ。水素を使う点は水素エンジン車と同じだけど、二酸化炭素や窒素酸化物などの汚染物質を出さないうえ、エネルギー効率が高いので、“究極のエコカー”と呼ばれます。

水素自動車: ガソリンの代わりに水素を燃料とし、電気で走るので排出ガスが出ない。水素を燃焼させて走る水素自動車は同じく水素を用いる燃料電池車と比べると、従来のガソリンエンジンの技術が利用できる為、車の価格を圧倒的に安くできるというメリットも。

それぞれの課題は?エコカー普及のカギは?

ハイブリッド車: ハイブリッド車はガソリン車よりCO2排出を抑えることができるけれど、ガソリンも使うのでCO2を排出します。エンジンを回さなくても充電ができる「プラグインハイブリッド」がより環境に優しい車。でもこちらはまだ市販化には及んでいません。また、コスト面のメリットはガソリン代節約ですが、走行距離が少ないと恩恵を受けるのには時間がかかるのが現実。
電気自動車: 現時点ではバッテリー容量が小さいため、1回の充電で走行できる距離がガソリン車やハイブリッド車に比べ短いことが課題。今後、バッテリーの開発によって航続可能距離が伸びていくことや、高効の良い充電器の開発による充電時間の短縮等が期待されます。
燃料電池車:

現状、コストが高いのが課題。その他、水素ステーションの設置などハード面の課題も。

水素自動車: 水素は可燃性が高く取扱いが難しい・車に積載する重量が極めて重くなるなど、車に水素を搭載することはコスト的にも技術的にもハードルが高いのが課題。

どのエコカーも、「販売価格」と実際に利用するための「インフラ整備」、この二つが実用レベルになるための課題といえます

 

 

プチ情報:身近にある、環境に優しい車といえば?
ガソリン車よりも環境負荷が少ない車に「LPガス車」があります。LPガス車は燃料代が安いため、国内を走るタクシーの約9割で使用されています。そんな、安さがクローズアップされるLPガス車ですが「煙がゼロに近い・CO2排出率が低い」と身近なエコカーでもあり、特に最新の省エネ型LPガス車は、ガソリン車と比べて約12%、旧型LPガス車と比べて約6%のCO2削減効果があるとの統計も。
また、「環境のためにバスなどの公共機関を使おう」と言いますが、CO2や窒素酸化物の排出が少ない「天然ガス車」のバスも増えていて、こういった面でもエコなんです。ただ、コスト面や燃料を供給するエコステーションの設置など、普及にはまだまだ課題も残っているのが現実です。



ガソリンエンジン自動車だと、どうしても地球にとって有害な排出ガスが出てしまうもの。もし、これから車を選ぶなら、少しでも環境負荷が少ないエコカーを選択していきたいものですね。とはいえ、実際に自分たちが使うとしたら、気になるのが効果だけでなくコスト。次の章では、コストなども含めて、実際に自分たちがエコカーを選ぶことをイメージした情報を集めました。
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