- いま話題のメタボリック、どんな状態なの?
TVでも新聞でも毎日のように耳に入ってくる「メタボリックシンドローム」。これは内臓脂肪型肥満と呼ばれる通り、内臓への脂肪蓄積により様々な病気が引き起こされている状態をいいます。ここで注意いただきたいのは、単に「肥満=メタボリック」ということではなく、高血圧、高脂血症、高血糖のうち2つ以上の症状があらわれている状態を示すということ。メディアでおもしろおかしく取り上げられることもあるメタボリックシンドロームですが、単なる肥満ではなく"治療の対象"として考えられるほど恐い状態なのです。- どのくらいの人がメタボリックになっているの?
- では、私たち日本人のうちどのくらいの方がメタボリックシンドロームになっているのでしょうか?つい先日、厚生労働省から発表された「平成17年国民健康・栄養調査」によると、中高年齢においてメタボリックシンドロームの傾向が強くなっていて、40〜74歳のうちメタボリックシンドロームが強く疑われる人は、男性で25.5%・女性で10.3%となっており、これにメタボリックシンドローム一歩手前の人(予備軍)を加えると男性では50.5%、女性でも19.8%に達します。この割合を、平成17年の人口に当てはめて推測すると、該当者は約1,020万人、予備群は約980万人…合わせて約2,000万人にも!!
でも、ここでちょっと疑問。単なる肥満じゃない、ということですが、メタボリックシンドロームと一般的な肥満との違いは何でしょう?しかも、世の中には「ふくよかな女性」もいるはずなのに、女性のほうが少ないのはなぜでしょう??男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリック症候群の恐れアリ!!
正解は、- 下腹や腰まわり、太もも、おしりの皮下に脂肪が蓄積するのが一般的な「皮下脂肪型肥満」で、内臓のまわりに脂肪がつくのが「内臓脂肪型肥満」、つまり体のどこに脂肪がつくかによって肥満には2つのタイプがあるということ。
- 女性は皮下脂肪による肥満が多く、実際、男性より女性の方がウエストサイズが大きいのに男性の方がメタボリックシンドローム、というパターンも。
- 皮下脂肪は運動などで比較的落ちやすいのに対し、内臓脂肪は落ちにくい、という違いも…(>_<)。
リンゴ型
・洋ナシ型
…あなたはどっち?
その体系から、内臓脂肪型肥満は「リンゴ型」、皮下脂肪型肥満を「洋ナシ型」ともよびます。 - メタボリック、どうしてなるの?
- メタボリックシンドロームは"生活習慣病"の1つに数えられるように、その要因は生活習慣にあると考えられます。交通手段が発達してどこへ行くにも便利になりましたし、一日中デスクワークで動くこともない、なんて生活から現代人は運動不足になりがち。なのにおいし〜い物を食べて飲んで…、これでは内臓脂肪も蓄積してしまいますよね。つまり、食生活・運動などを含めた生活習慣の乱れがメタボリックの要因なのです。
- そのままほっとくと、どーなっちゃうの?
- どうしてメタボリックシンドロームになるかはよ〜くおわかりいただけましたよね。でもそうはいっても生活習慣はなかなか変えられない、と思った方。メタボリックシンドロームをそのまま放置しておくと、ずばり心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、動脈硬化などの重病につながることも!これらの病気は症状が進まないと自覚が出にくい病気と言われおり、しかも働き盛りに突然発症することが多く、後遺症も深刻。だから「ちょっと太り気味だからいつかはダイエットしなきゃな〜」くらいに思っている方は要注意!命に関わる重病にならないために今のうちにしっかり対処しましょう。
【かくれ肥満にご用心】
肥満には2つのタイプがあるとお話しました。そのうち「皮下脂肪型肥満」は外見から明らかにわかりやすいのですが、「内臓脂肪型肥満」は見た目にはわからないことがあります。だから一見スレンダーな人も実はメタボリック予備軍…というパターンも。あなどるなかれ内臓脂肪!そこで、次の項目では内臓脂肪型肥満を簡単に調べる方法をご紹介します。
