梅雨どき、ドライバーにとって一番困ることといえばやはり「視界の悪さ」ではないでしょうか。読者アンケートで聞いた「梅雨に困ったこと」でも、多くの方が視界の悪さをあげています。「免許取立ての頃、フロントガラスが曇って見えなくなったがどうして良いかわからず、困り果てた末、雑巾で拭きながら運転をした。(東京都30代女性)」という気持ち、よくわかります。前が見づらくなって、慌てて事故など起こさないよう十分な注意が必要です。
─どうしておきる?
この厄介なトラブルは、大きく分けて「湿度差による曇り」「汚れによる曇り」の2つのタイプがあります。
まず、フロントガラスの内側の曇りは、車内の湿度が外気よりも高くなり、その水分が小さい水滴になって付くことで発生します。例えば、服や髪の毛が雨で濡れたまま車内に入ると、車内の湿度は一気に上昇!外気によってフロントガラスが冷えると、空気中の水蒸気が小さな水滴に変わり、曇りに。
また、汚れは曇りだけではなく油膜の原因にも。こまめにとっておくことが必要です。「油膜が昼間は日光、夜はライトでギラギラ反射してしまって…。」という読者の声もある通り、特に夜、雨が降っている時などは油膜の乱反射で何も見えない、なんてことも。
─どうすればいい?
Q.湿度差による曇りにはどうすればいい?
天気が良ければ、乾燥した外気を取り入れることで曇りを取ることができますが、 梅雨どきは外気も湿気を多く含んでいるのでそれだけでは解消できません。
エアコンをつけてデフロスタースイッチを入れ、乾燥した空気をフロントガラスに あてるのが手っ取り早い方法。この時、設定温度を低くしすぎると、スイッチを切 った後かえって結露の原因になるので注意。
フロントガラスのガラスコーティング、内側に塗布するくもり止めも効果的です。また、そもそも服などについた水分はふきとって、湿気のもとになる水分を極力持ち込まないこともポイントです。
Q.汚れによる視界悪化には?
晴れた日はそんなに気にならなかったのに、雨が降るとたちまち視界を悪くするのがフロントガラスの油膜。この油膜は、溶け出したワックスやガラスに付着したオイル、樹脂などが主な原因。雨が降る前にしっかり落としておきましょう。フロントガラスと合わせて、ミラーの汚れ落としも忘れずに。ミラーにもコーティングすれば雨粒が流れ落ちるので、視界も確保できます。
Q.ワイパーのお手入れはどうすればいい?
フロントガラスをきれいにしても、ワイパーのゴムが汚れていたり傷んでいたりすると逆に汚してしまうことに。やわらかい布でやさしくふきとるだけでも汚れがとれます。ビビリや拭き残しがある場合は、新しいものと交換しましょう。交換は、意外に簡単なので、まだやったことがないという方も一度チャレンジしてみては。
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いざというときに無くなることも多いウィンドウォッシャー液も忘れずに補充して おきましょう。ちなみに、「良い油膜」を付けて、ギラギラの元の油膜が付着するのを 防ぐ「液体ワイパー」も。あらかじめ油膜を洗い落として液体ワイパーでコーティング。 あとはウィンドウォッシャー液に入れておけば、ウォッシャー液を出すたびにコーティ ングされて、とっても便利。
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雨の日に、なんとなくブレーキが効きにくいと感じた事はありませんか?高速走行時などにタイヤが水の上に乗り上げてしまう、「ハイドロプレーニング現象」。スキーのように滑走しブレーキもハンドルも効かず操縦不能となり初めて気づくという点でとても危険です。
─どうしておきる?
原因の一つは「タイヤの空気圧」。空気圧が不足すると、タイヤが路面を押さえつける 力が弱くなり、水圧に負けて浮き上がりやすくなります。また、タイヤが摩耗している と、タイヤの溝からしっかり水が排出されず、水がタイヤを覆ってしまって滑りやすくなります。
─どうすればいい?
走行中タイヤが浮いたような感じがしたら、しっかりとハンドルを握り、スピードを
徐々に落とします。急ブレーキや急ハンドルをきると、スピンしてしまうので慌てずに。
そんなことにならないためにも、日頃から空気圧のチェックの他、タイヤが摩耗して
いないか、ブレーキパッドは痛んでいないかといった点検を定期的に行いましょう。
梅雨コラム: 右カーブは特に注意!?雨の日走行の注意点
雨の日の高速走行は空気圧を少し高めにし、スピードを落とした走行が大切。特に、高速道路のカーブには緩い傾斜がつけてあり内側が低くなっているため、雨が降るとそこに水が溜まりやすくなります。だから、追越車線が内側にくる右カーブでは、スピード出しすぎによるハイドロプレーニング現象が起きやすいので注意が必要です。