厳しい冬もあったか 冬の寒さ対策

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冬に負けないカラダ
冬もあったかお部屋づくり

第2章 冬もあったかお部屋づくり 〜心地よくすごすアイデア〜

「朝、布団からなかなか出られなく、遅刻しそうになる(兵庫県男性)」「風呂掃除は辛いですね(鹿児島県男性)」など、寒くて困ることはいろいろ。2章では、メルマガ読者に教えてもらったご意見を交えながら、おうちの中であったかく快適に過ごすためのアイディアをご紹介します。


いつも過ごす部屋をあったかく

一日の中で過ごすことの多い部屋こそ、あったか空間にしたいもの。注目のあったかグッズから、すぐにできる工夫までご紹介します。

 

リビング・寝室

寒〜い冬は「家族が一室に集まり団欒することにより身も心も温かくする(三重県男性)」というご家庭も多いですよね。あったかお部屋でゆったり過ごすためのアイディアをご紹介します。

 

1.効率よく部屋を温める

夏に大活躍する扇風機。冬も暖房やファンヒーターと併用することで、早く部屋が暖まります。また、温かい空気は上にいってしまうので、風を当てることでその暖気が循環し、効率よく部屋が暖まるから暖房の使用時間を減らすことも。

 

2.温めた暖気を逃さない


部屋を暖めても暖気が逃げてしまっては意味がないので、効率よく部屋を暖めたら、それをキープする工夫も。例えば、カーテンを長くしたり2重にしたりすることで、窓からの隙間風を防ぐとともに温かい空気を逃がしません。手軽なところでは、窓際に立てかけて室内に隙間風が入るのを防ぐ保温ボードやこたつの下に敷く保温用アルミシートなども。

 

\“頭寒足熱” 注目のあったか機器/

 

○床暖房

最近人気の「床暖房」。室内を均一に暖めて、“頭寒足熱”の環境を作ります。ガスファンヒーターや石油ストーブといった室内で燃焼させる暖房と違い、結露の原因になる水蒸気を発生しないのも嬉しい点。気になるコストは、「電気式床暖房」は一般的に設置時の費用が割安な一方で電気代が高め、「温水式床暖房」はランニングコストが安い一方で機器本体と、配管工事で割高に。使いっぱなしなら温水式、1〜2部屋で朝夕程度の利用なら電気式がいいとされています。


○蓄熱式暖房器

にわかに注目されている、ドイツ生まれの「蓄熱式暖房」。エアコンなどと違い、直接空気を暖めるのではなく、床や壁、天井を暖める「輻射熱(ふくしゃねつ)」でじんわり室内を暖めるのが特徴。水蒸気が出ないので結露が防げる、送風がないからアレルギーの原因になるホコリの舞い上がりがない、一酸化炭素などの有害なガスが発生しないから空気の入れ替えが不要などのメリットが。また、深夜電力で特殊なレンガに熱を蓄え、その熱を利用して暖房するから経済的なのもポイントのようです。

 

○あったかグッズ

「夜寝るときに寝室が寒い(愛知県男性)」など、寝付けないほどの寒さには、布団乾燥機で布団を温めておくと、寝付きやすくなります。なかには「寝る前に布団の中をドライヤーで暖めてから布団の中に入る(沖縄県男性)」という方も。また、古くからある「腹巻き」も、最近人気でオシャレなデザインもいろいろ出ていておすすめですよ。


使うときに快適に

お風呂・トイレ

「お風呂場が寒くて、暖まらないので足が冷えてしまう(三重県女性)」「夜中のトイレが寒い(山口県男性)」など、寒くて困ることに対するご意見で圧倒的に多かったのがお風呂とトイレ。夜、目が覚めて、トイレから戻ると手足は氷の様に冷たい・・・なんてこともしばしば。寒さがつきものの水周りも快適に過ごすためのアイディアをご紹介します。

 

1.入浴前後の一工夫

ひんやり寒い脱衣所&浴室は、浴室暖房乾燥機で温めておくことで、より快適に入浴を楽しむことができます。浴室暖房乾燥機がない場合は、服を脱いでいる間に浴室の床にシャワーでお湯を出しておくだけでも、浴室の温度と湿度が高くなり効果的。また、あったか持続の入浴法として、半身浴や入浴剤を使った入浴を。 「生姜の入浴剤を入れて風呂に入る(静岡県男性)」「ゆず風呂(山梨県女性)」といったご意見も。

 

2.お掃除もラクラク 浴槽&グッズ

冬のお風呂は掃除も大変。そんなお掃除をサポートするのが、お掃除ラクラクな素材でできた浴槽や床。汚れが付きにくかったり、水はけが良かったりするので、掃除の時間も短縮されて負担も軽く。リフォームはちょっとコストが…という方は、とっても細〜い繊維でできていて汚れを絡み取るスポンジを使ってみては?洗剤いらずで短時間で済み、しかも水分をふきとりながら掃除するのでカビの防止にも効果があるとか。

 

3.あったかグッズ&アイディア

冬のトイレはひんやり寒くて、ぞくっとすることがありますよね。暖房便座やパネルヒーター、部分的な床暖房…などなど、冬の寒いトイレを暖かくする機器はいろいろ出ています。明かりをつけると内臓のハロゲンヒーターが同時につくという“ヒーター一体型天井照明”なんていうものも。(夏場はヒーターを切れば明かりのみの使用に)電気代がたくさんかかりそうですが、暖房と照明を一緒に使えるわけだからおトクなのかも…?

 

【無暖房住宅ってご存知ですか?】
冬には平均気温が氷点下になるスウェーデンで生まれた、高断熱の省エネルギーな住まい「無暖房住宅」というものがあるってご存知でしたか?壁が厚い断熱材でできているので、温かい空気を外に逃がさず、-20℃まで暖房機なしで生活できるというからすごいですよね。
多雨・高温多湿な日本の気候に合わせるには、まだまだ研究が必要なようですが、地球にも人にも優しいこんな住宅が、どんどん開発されると、いいですね。


寒い冬を快適に過ごすアイディアとして、ちょっとした工夫でできることから少しコストがかかるものまで紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
我が家でも、窓に張る断熱シートなどを今回初めてホームセンターで購入しました。手触りが気持ちよくてデザインも素敵なあったかグッズもいろいろ出ていて、プレゼントにもいいですね。

寒いとどうしても動くのがおっくうになりがち。そんな時だからこそ積極的に体を動かして免疫力を高めたり、栄養価が高い旬の野菜を摂ったりすることで寒さトラブル知らずの体を作ること、そして湿度をキープしたりあったかグッズを使って環境面を整えることで、ますます寒くなるこれからの季節も快適に過ごしたいですね。

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