バッテリーだって寒さに弱い!?冬のバッテリートラブル対策

冬のクルマトラブルで多いものは?

「JAFの救援データ(2009年1月実績)による、冬のクルマのトラブルとして一番多いもの(一般道朗・高速道路含む)は、タイヤのパンクや落輪などをおさえて「バッテリー上がり」が上位となっています。

バッテリートラブルは1年を通しても多いトラブルですが、冬と夏は件数が増えるという統計もあります。
どうして増えるかというと、その答えはバッテリーのしくみにあります。どういうことかというと・・・?


どうして、冬はバッテリートラブルが増えやすい?

まず、バッテリーのしくみを簡単に説明すると、下のイラストのようにクルマを走らせることでバッテリーに充電し、バッテリーに充電したパワーでエンジンをかけてまたクルマを走らせます。このとき、バッテリーは化学反応によって電気を充電・放電しますが、この化学反応は気温の影響を受けやすく、夏や冬はバッテリーにとっても負荷が大きい季節といえるのです。



冬の場合は特に、エンジン始動に多くの電力が必要になります。なぜなら、気温が低いとエンジンオイルも硬くなり、エンジン始動時の抵抗が増えてエンジンが回りにくくなります。その回りにくくなったエンジンをかけるために、より多くの電力が必要になることに。

また、日が短い冬はライトの点灯時間が長くなりますし、寒くて暖房を長時間使いがち。ただでさえ、気温が下がると化学反応が鈍ってバッテリーのパワーが低下してしまう冬場に、たくさんの電力を使えば、バッテリーの負荷が大きくなるのもわかりますよね。


ボンネットをあけてみよう!チェックのポイント

では、実際に愛車の状態をチェックしてみましょう。ボンネットをあけて、バッテリー液やバッテリー自体に劣化が見られないか、まずは見てみましょう。

バッテリー液の量はOK?

横から目視できる場合は、液面が"Upper Level"と"Lower Level"の間にあることを確認します。

各セル間でバッテリー液の減り方にばらつきがない?バッテリーの見た目は?

6つのセルの液面の高さにばらつきがある場合はバッテリーが古くなっている可能性が高いので、新しいバッテリーに交換しましょう。
また、劣化するとバッテリーが膨らんでしまっていたり、白い粉が付着していたりすることがあるので、見た目の変化なども要チェック。

バッテリーが劣化してくると、エンジンがかかりにくくなったり、ヘッドライトが急にふっと暗くなるなどの症状が出ることも。 トラブルになる前に、早めに確認を。


鈴与チェーンのガソリンスタンドで簡単チェック!

メルマガ読者の皆さんに聞いた「冬のクルマのメンテナンスは行いますか?」というアンケートでは、「いいえ」と答えた方が73%にものぼりました!皆さんは、いかがでしょうか?
「メンテナンスが必要なのはわかったけど、自分でチェックするのはちょっと不安・・・」という方は、鈴与チェーンのガソリンスタンドでできる、バッテリーチェックをご利用ください。暖房などで酷使しがちなバッテリーが消耗していないか、ぜひこの機会にご確認下さい。また、バッテリーとあわせて、エンジンオイルや空気圧などの様子も確認することができますので、こちらもぜひご利用くださいね。


冬のバッテリートラブルについてご案内してきましたが、いかがでしたでしょうか?
バッテリーは寒さの影響を受けるとお話しましたが、これに加えて、バッテリー自体の消耗も要チェックです。
タイヤ等と同様、バッテリーも消耗品!ただでさえ寒さでパワーが低下しがちなのに、バッテリーが古くなったり弱ったりしていては、パワー不足を引き起こすことに・・・!トラブルになってからでは遅いので、車に普段からよく乗る方もそうでない方も、給油で立ち寄った時には、ぜひチェックを。負荷が大きい冬の季節、快適なカーライフの為に、愛車のメンテナンスも忘れずに行って下さいね。
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