これだけは押さえておきたいクルマの豆知識〜初心者でもできるメンテナンス&トラブル対策 基礎編〜

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困った!を防ぐためのメンテナンス
困った!その時どうする??


困った!その時どうする???

この章では、よくあるトラブルと、トラブルに遭遇したときのとっさの対処方法を紹介します。大きなトラブルから、ちょっと困ったことなど、こんな時どうするんだろう?という4つのケースをまとめました。
ケース1.【突然のパンク】
突然のパンク!!メルマガ読者の中には、「高速道路でパンクをしてパニック」なんて方もいましたが、大事故につながりかねないパンクトラブルに対し、どう対処すべきでしょうか?
●一般道路でのパンク
とにかく安全な場所まで移動することが先決。タイヤ交換は、ジャッキアップ→ホイールのナットを緩める→タイヤを外す→スペアタイヤを取り付ける・・・という流れ。ジャッキアップの前にナットを少し緩め、ナットは対角線上の順番で緩めていきましょう。少し力がいりますが、原理は簡単。作業の流れだけでも知っていて損はありません。
ドアの下のあたりの指定の場所(車種によって異なる)にセットしてジャッキアップ。 ホイールのナットをはずす。しっかり閉まって固いので体重をかけて。 タイヤが取れたあとは同じ要領でスペアタイヤをつける。
それ以前に「工具ってどこにあるんだろう…」なんて思う方もいるのでは。工具はトランクに、スペアタイヤは工具の下に入っていることが多く、ミニバンやワンボックスには、スライドドアを開けたところのなどいろんな設置箇所があるので、まずは何がどこにあるのかだけでも確認しておきましょう。
トランクの床下にスペアタイヤが。 トランクのサイドに工具とジャッキ。

また、タイヤ交換はちょっと…という場合は、「パンク修理剤」を使うという手も。バンク修理剤とは、タイヤの中にスプレーで噴射して内部からパンクした穴をふさぐというもの。ただ、状態によってはふさがらないものもあり、注入後のタイヤは長くは使い続けられません。あくまで交換するまでの応急用ですが、タイヤ交換に自信が無い、という方は備えておいてもいいかもしれませんね。

●高速道路でのパンク
路肩に寄せて、とにかく身の安全を確保!すぐ横を猛スピードのクルマがビュンビュン走る所でヘタに応急処置をするよりも、ロードサービスを呼んで待つ方が得策。後続車を巻き込まないためにも、ハザードの点灯や三角表示板の設置も必要。


ケース2.【クルマに乗ろうとしたらエンジンがかからない】
久しぶりに運転しようとしたら、エンジンがかからない!というときは・・・。

●考えられる原因は?
久しぶりにドライブに行こうと思ったらエンジンがかからない、エンジンがかかっているのに急に止まった!なんて時は、多くはバッテリーあがりが原因。バッテリーの寿命は一般的には2年位ですが、電装品がたくさんついていて消費電力が大きい場合はバッテリーの消耗も激しくなります。また、「2週間に一度近所に買物にいく程度しかクルマに乗らない」という場合も、バッテリーの寿命を縮めることに。なぜなら、クルマは走ることで発電し、バッテリーが充電されるから、ほっておくとエネルギー不足に。
「エンジンのかかりが悪くなった」「なんとなくライトが暗くなった」なんて場合は、要注意。早めにバッテリーを交換しましょう。また、バッテリーを交換してもバッテリーあがりが頻繁に起きるという場合は、オルタネータ(バッテリーに電気を貯める装置)が故障していることもあります。

●エンジン始動に必要なエネルギーをチャージ
バッテリーあがりをおこしてしまったら、ひとまずエンジン始動に必要なエネルギーを元気なクルマからチャージ。その後、整備工場やディーラーなどで点検を行いバッテリー交換を行いましょう。下の方法で簡単にエンジンを動かせますが、手順を間違うと事故につながる危険もあるので注意が必要です。

1)まず、バッテリー液をチェック (LOWER LEVEL(下限)よりも少ない場合は、ガソリンスタンドで液の補充を
2)ブースターケーブルを用意(赤・黒)して、次の順序で接続

【赤】をトラブル車のプラスに接続 【赤】を救援車のプラスに接続
【黒】を救援車のマイナスに接続 【黒】をアースとしてトラブル車の金属部分にはさむ

3)救援車のエンジンをかけ、アクセルを踏んで、エンジンの回転数を高くする
4)トラブル車のエンジンをかける。エンジンがかかればOK! 

※取り外しは、逆の順序(4)→(3)→(2)→(1)の順で外してください。
※換気のよいところで行い、火気を近づけないようにしてください。

鈴与チェーンのスタンドで、このバッテリーの状態を確認することができるってご存知ですか?バッテリーテスターで無料&簡単にチェックできるので、給油ついでのチェックをオススメします。ちなみに、今回調べてみたら、結果は“要注意ランク”でした…。「バッテリーは、きれてしまってからでは遅いので、日ごろから点検しておくことが一番です(スタッフ談)」
※一部バッテリーテスターがない店舗もありますので、ご了承ください。


ケース3.【雨の日にフロントがくもって前が見えないっ】
ただでさえ雨の日って視界が見えにくいもの。その上、気になるのがフロントガラスの曇り。曇ってきたな、と思うと一気に曇って対処をする前に視界がまっしろ…では事故につながりかねません

●この曇りとは一体、何者?
正体は、車内と外気との温度差や湿度などによって発生する結露。車内の水分が蒸発して湿度が急激に高くなることで曇りに。例えば、濡れた服や傘によって湿度が上がり、結露という形で放出されることになります。

●ならばその曇りを取るには・・・
曇りは、車内の湿度上昇が原因なので、このにっくき湿度を下げてやれば曇りを取ることができるはず。その方法はいたって簡単。気温を下げる→飽和水蒸気量も下がる→大気に含まれることができなくなった水分は結露として排出。つまり、エアコンを作動させれば、車内の湿気をどんどん結露に換えて車外に放出してくれるため、湿度を下げることができ、結果としてウィンドウの曇りも解消できるというわけなのです。
また、ガラスに塗りこむワックスの他、クロスで拭くだけでガラスの曇りを止めることができて、洗ってくり返し使えるくもり止めクロスなど、いろんなカーケアグッズも出ているので試してみてもいいですね。


ケース4.【変なブレーキ音がする】
ペーパードライバーの私も、久しぶりに友達とドライブに。と思ったら、変なブレーキ音が。少し走ると音が消えたけれど、異常はないの?

●トラブルと疑う症状・考えられる原因
新車やエンジンが温まっていない状態だと、ブレーキ音がすることがあります。また、長い間クルマに乗っていないとサビがついて、それがこそげ落ちて音がでることも。ただし、これらの場合は少し乗ると音は消えるので異常ではありません。
ただし、常時キーキー音がする場合は、ブレーキパットが磨り減って金具に当たっている場合も考えられ、すぐ交換が必要です。ホイールの汚れやブレーキに詰ったゴミが原因、なんて場合もあるので一概に異常かどうかはわかりませんが、気になる異常音がしたらディーラーや整備工場で見てもらってください。

【クルマのトラブルに24時間対応 ロードサービス】
年中無休で全国5,000拠点から対応する「アプラスロードサービス」。タイヤのパンクの他にも、バッテリーあがりやカギの閉じ込み、ガス欠などあらゆるトラブルに対応する、強い味方。
さらに耳より!スマイルパーソナルカードには標準でアプラスロードサービスが付いていますが、これはサービス費用がお客様のご負担になるもの。これをたった200ポイント(金券1,000円分)でJAFにも劣らないサービスを1年間無償で受けられるものにアップグレードできるってご存知でしたか?JAFの年会費(4,000円)と比較してもとってもお得。

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ポイント応募用紙(毎月のご利用明細書の裏)に「賞品番号3999 ロードサービス」と記載の上FAXか郵送して下さい。インターネットや電話からはお申込いただけませんのでご注意ください。

<備えあれば憂いなし、備えておきたい工具>
「これだけは押さえておきたい、クルマの豆知識」、いかがでしたでしょうか?今回は“初心者でもわかる”をテーマに、クルマオンチ代表として、自らのギモンを交えながら特集しました。「こんなの知っているよ!」と、ちょっと物足りなく感じた方もいたかもしれませんが、知っていてもしばらくメンテナンスしていなかったな〜という方もいるのでは?この機会に、ぜひ愛車の健康診断をしてみては?
故障になることは少ないかもしれませんが、最後に、もしもの時のために日ごろから備えておきたい物として「ジャッキ・レンチ・スペアタイヤ」を挙げておきます。最近は工具一式が搭載されていない車種も多いので、一度確認してみてはいかがでしょう。

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