暑さに負けるな!この夏をパワフルに乗り切ろう

CONTENTS
【夏の食生活】バランスのいい食で夏をのりきる
【夏の入浴】発汗トレーニングで夏をのりきる
【体力UPな夏生活】まだある、夏をのりきるコツ

第2章 【夏の入浴】発汗トレーニングで夏をのりきる

真夏は、ちょっと外にいるだけで一気に汗が出るので、何度でもシャワーを浴びたくなりますよね。汗をながしてさっぱりしたら、キーンと冷えた飲み物やアイスがまた格別。そんな夏だからこそ、あえて入浴で汗をかくと体温調整ができて気分爽快に。2章では、夏の入浴のポイントをご紹介します。

 

夏の厄介もの“汗”の役割

体調を整える大事なもの

夏といえば「汗」。肌がベタついて、あまりいいものではないですよね。でも、汗をうまくかけないと体温調節機能が低下して熱がうまく放散できず、体内に熱がこもってしまいます。ベタベタするのは厄介ですが、夏をのりきるため重要な役割をもっています。

 

汗をかかないと…

クーラー 汗が重要な役割を担うといっても、終日空調が効いた室内にいたり不規則な生活をしていたりすると、自律神経が乱れてうまく汗をかけなくなります。すると体温調節がうまくいかず、むくみや頭痛といった「自律神経失調症」に。不眠や食欲減退、夏バテ等の体調不良の原因にも。

 

“いい汗”と“悪い汗”、あなたはどっち??
同じ汗でも、生活スタイルによって質も異なってくるってご存知でしたか?例えば、同じ温度・同じ時間お風呂に入っても、すぐに汗が出始め、その汗がサラッとしている人もいれば、なかなか汗が出ず、出てくる汗はベタベタという人も。なぜ、汗の質が異なるのかというと、生活スタイルが乱れると体温調節時に働く「エクリン汗腺」が衰え、汗をかくときに塩分を多く外に出してしまうから。悪い汗は塩分が多いからベタベタして乾きにくく不快なだけでなく、一気にかくと血液がドロドロになってしまう危険も。

 

“発汗トレーニング”で気持ちよく汗をかく

汗をかく機能が低下して“悪い汗”になっている人は、汗をかくトレーニングで汗腺を鍛えることが必要です。それが、休止した汗腺までも蘇らせる「発汗トレーニング」。といっても、激しい運動が必要なわけではなく、入浴などで効果を得られます。それでは、無味無臭の「良い汗」をかくためのトレーニング法をご紹介します。

 

「半身浴」でクールダウン

半身浴

夏は「体温より低めの33〜34℃のお湯で20〜30分の半身浴」が効果的。これは 入浴によって、体の熱をお湯に吸収させてシャワーよりも長時間快適に過ごせる入浴法。でも、この温度だと次に入る人はぬるすぎると感じる低さ。もう少し高めの38℃位でも、 「浴室暖房乾燥機」を使って浴室内に気流を作り、心地いい涼しさを得ることで、同じ様な効果が期待できます。浴室暖房乾燥機がない方は、窓を少し開けて風の通り道を作るだけでも、効果を得られます。

 

「高温手足浴」で汗腺機能UP!

「ぬるめでゆっくり」が効果的で「熱いお湯は逆効果」とされることが多いですが、 入り方によってはやや熱めのお湯でも高い発汗効果が期待できます。それが、 ひじから先とひざから下を43℃前後のお湯につけ全身の汗腺を刺激する 「高温手足浴」。
デトックス(毒出し)効果で人気の「ゲルマニウム温浴」もそのひとつ。なぜ手足だけかというと、全身の汗腺の中でも手足の汗腺は働きが衰えやすいから。高温手足浴で休止していた汗腺が活動を開始し、最初は匂いのある「悪い汗」が、そのうち無臭の「良い汗」に。
これを継続すると、手足だけでなく全身の休止していた汗腺も活動を始め、もともと活動していた汗腺の機能もさらにUP。手足からも汗をかけるようになったり、ダラダラ大粒の汗からサラサラ小粒の“良い汗”をかけるようになったりと、効果を実感できます。

 

ゲルマニウム温浴や岩盤浴は勿論効果的ですが、定期的に良い汗をかくことが大切なので、やはり手っ取り早いのが自宅での入浴。椅子に座った状態で手と足を同時につける前かがみの体勢が辛い方は、足と手を交互に温める方法でも効果があるので、一度試してみては?

 

\おすすめ/
ミスト浴で発汗&冷水ミストでクールダウン

ミストサウナ

夏の入浴には「ミストサウナ」がおすすめ。ノーリツの後付けミストユニット「かんたんミスト」なら効果的に発汗できます。今ある浴室暖房乾燥機とかんたんミストで、肌にハリと弾力が出る保湿浴を楽しめるので、空調の効いた場所で生活していて、汗をかきにくくなっている方も、1日の終わりに ミストサウナで効果的に汗をかいてみては?
夏の入浴後、身体がほてったり汗をかくこともありますが、細かな水滴とさわやかな涼風が身体をクールダウンしてくれる「冷水ミスト」を湯上りに使えば入浴後も爽快感が続きます。
「かんたんミスト」に関するお問い合せはお近くの鈴与ガスまで。

 

たっぷり汗をかいたあとは

汗をかくことも多い夏は、水分補給も欠かせません。健康維持に必要な水分補給の目安は「体重の約30分の1」といわれているので、60kgの人なら2リットルという計算に。ただでさえ多くの汗をかく夏に水分補給をしないでいると、いわゆる“ドロドロ血液”になってしまうので意識的に水分補給を。
大量に汗をかくと、水分だけでなく塩分も同時に排出されてしまいます。そんなときに水だけを補給しても、体内の塩分濃度を下げないように、水分は排出されてしまい体に吸収されません。だから、汗をかいた後は水だけをたくさん飲むのではなく、塩分も一緒に補給を。スポーツドリンクが適当ですが、「水1リットルに対して塩2gと角砂糖を数個」を目安に自分で作っても効果的。「一度に多くの水を」ではなく、こまめに塩分と糖分を含んだ水分を補給することがポイントです。

 

夏コラム:夏のゴールデンコンビ “ビールと枝豆”

ビールと枝豆

夏といえば「ビールと枝豆」がおいしい季節。ついついお酒のピッチも早くなって しまいますよね。よくあるこの組み合わせ、実は健康面でも相性がいいのだとか。
「edamame」とアメリカでもそのまま呼ばれヘルシーフードとして人気の枝豆は、ビタミンやカルシウム、食物繊維などの栄養が豊富な上、ビタミンB1やメチオニンがアルコールの分解を促して肝臓の負担を減らします。それに、良質なタンパク質、疲労回復のビタミンB1、若返りのビタミンE、鉄分やカリウムなどのミネラル、血中のコレステロールを下げるサポニンも。疲労回復できて夏バテ解消にもぴったり。ただし、ビールは利尿作用があって脱水になりやすく、しかも枝豆の塩が強いとドロドロ血液に…。夏のゴールデンコンビといえども、取りすぎは禁物ですね。

 


 

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