すっきり片付けるぞ!と意気込んでグッズを買ったりリフォーム業者に依頼したりする前に、まず始めにやりたいことは理想を「イメージ」すること。日常生活で、ものを「使う場所」と「しまう場所」を思い浮かべ、生活スタイルに合わせた快適な収納方法をイメージすることが収納の第一歩。漠然とものを収納しようとするのではなく、ポイントを意識して、無理せずラク〜に始めましょう! |
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まずは“何を収納するか?”をはっきりさせましょう。「捨てるもの」と「残すもの」を仕分けることができれば、後は場所を選ぶだけ。「そんなことはわかってるよ」と思うかもしれませんが、これが収納マスターへの近道。不必要なものは思い切って処分しましょう。“いらないもので使えるもの”はバザーやフリーマーケット、ネットオークションなどに出してもいいですね。
物の“賞味期限”を見極め、「うまく捨てること」が収納名人の必要条件です。 |
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「これはリメイクできそう…」「この服は着ないけど、まだ新しいから…」とついつい貯まってしまう物たち。捨てることに踏ん切りがつかなければ、「とりあえずBOX」を設置してみては。ゴミ袋でもいいので、とりあえずがさがさ保存。
ただし、例えばダンボール2個まで!などとりあえずBOXの量を決め、それをキープすることが大事。
リメイクしたくて保存しているのなら、使いたい部分だけ切り取って不要な部分は捨てるようにしましょう。 |
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「残すもの」と「捨てるもの」の仕分けができたら、次に「誰が、どこで、どのくらいの頻度で使うか」を考え、「使いやすい収納場所」を探してください。例えば「雑誌は皆が手に取りやすい所がいいな→皆が使う場所で空いている場所は?→廊下に埋めこみ棚を作れば広い収納スペース&ホームライブラリーになるかもしれない」とか「コートは外出時に使うもの→玄関に置けば一箇所にまとまるし使いやすいかもしれない」などそれぞれの使用に合わせた収納場所をイメージすると使いやすい新たなスペースが見えてきます。 |
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デジカメで部屋を撮ると、客観的に空間を観察することができ、そこから「何が必要でどんなところを変えたいのか?」のイメージが浮かぶかもしれません。一気に物を片付けようとすると大変ですが、少しずつ変える度に写真に残せば、最後の完成イメージまでの“ビフォア・アフター”の過程も楽しくなりますね。 |
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何をどのあたりに収納するかが決まったら、次にチェックしておきたいのが、収納するものの大きさ。ある程度の寸法を把握しておけば無駄なスペースを出すこともありません。特に重要なのが「奥行き」。例えば文庫本や缶類、トイレットペーパーは17cm、食器や食品、靴などは30cm、たたんだ衣類やバックなどは40cm、吊るす衣類や布団などは60cmというように、その奥行きを用途に応じて確保する様にすると空間を有効に活用できます。また、「どういう動きをするか」も重要なポイント。せっかくぴったりにタンスを収納しても、戸を開けると取り出すスペースが狭いと残念ですよね。よく使う物は手の届きやすいゾーンに置き、重い物は下に、といった動作に必要なスペースと場所をイメージしましょう。 |
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イメージができたら、実際に目的に合う収納用品を選んでいきます。スペースの幅を計っておいて、常にメジャーを持っていれば出先で「これいいな」と思う物に出会った時にジャストサイズのものを選ぶことができますね。 |
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次は具体的に「収納スペースをつくる方法」について、リフォーム業者などプロに任せるケースと自分で作るケースをご紹介します。 |