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2019.04.26 菅原岬

舞阪「えんばい朝市」でとれたてシラスを堪能!

舞阪「えんばい朝市」でとれたてシラスを堪能!
シラスの主要な産地である静岡県。数ある港の中でも、舞阪漁港は全国屈指の漁獲量を誇ります。とにかく鮮度が命のシラス。漁船は夜明け前に出漁し、日が登りきったころには帰港します。水揚げされたシラスは港でそのまますぐにセリにかけられ、釜揚げなどに加工されていくのです。
そんな舞阪漁港に揚がる“とれたての生シラス”を食べられるチャンスがあると聞き「えんばい朝市」に出かけてきました。
 

朝7:00から活気があふれる「えんばい朝市」とは? 



愛知県との県境もほど近い、浜松市舞阪町。浜名湖からの淡水が多く流れこむ近海(遠州灘)には、良質なプランクトンが多く生息しています。水温は年間を通じて温かく、季節ごとの旬の魚が獲れる日本有数の港です。
ここ舞阪で、4月から7月までの毎月第三土曜日のみ開かれる「えんばい朝市」。舞阪漁港でその日水揚げされたばかりの生シラスのほか、地元の魚介や名産品が並ぶ期間限定のマーケットです。
「えんばい」とは「おすそ分け」のこと。とれたての海の幸をご近所に配る、この地域の文化を言います。 

海の幸や里の恵みなど、地元のおいしいものが勢ぞろい!
水揚げされたばかりの魚や干物、農産品に地元ならではのお惣菜まで。大盤振る舞いで味自慢の19店舗が出店しています。
 

「えんばい朝市」の目玉、生シラスの販売会

 

深夜に出港し、日が昇るころには港に戻るシラス船。漁港に揚がる生シラスをまさに目の前で購入できる販売会は、縁ばい朝市の目玉です。
整理券は、朝市の当日6:55から配布されます。生シラスを求める人の行列は、港の外周数百メートルにおよぶほど。
残念ながら、取材当日は船が出港できず、生シラスの販売は実施されませんでした。それでも、網元の提供する釜揚げシラスやシラスを使った加工品の出店があり、たくさんの人を楽しませています。
 

漁師さんに聞く、舞阪シラスの魅力

 


由比や用宗、清水など。県内各地で水揚げされるシラスですが、舞阪のシラスは絶品だと漁師さんは胸を張ります。
良い時期のシラスは真っ白で、生で食べると甘みを感じるそうです。どれだけ甘いのかというと、道に落ちたシラスにアリが集まってしまうほど。
中でもオススメは秋に獲れるシラスの「秋白子(あきじろこ)」。身がしまりコリコリした食感なんだそうです。
 
シラスの鮮度を保つ秘訣は、その漁法にもあります。
二艘曳き(にそうびき)といって、大きな網を2隻の船で曳いてシラスにかかる水圧の負担を減らします。船から港に揚げるときにも大型のポンプを使い、シラスに傷がつくのを防いでいるとのことでした。

そんな舞阪シラスは、生(お刺身)で食べるのがとっておき。
生シラスは足が早く1日ともたないため、なかなか市販されません。のどごしがよく、臭みもありません。
そんなとれたての生シラスを港で味わえるチャンスがえんばい朝市。海をバックにちゅるっとつまむなんて、またとない贅沢ですね。

 

漁師さんに教わる家庭でできるシラス料理

生や釜揚げだけじゃない!漁師さんとっておきのシラス料理があるんです。
家庭でも簡単にできるものばかり。舞阪漁協の出店ブースで、おすすめの料理方法を聞いてきました。

 

シラスのお好み焼き

舞阪では、生地にシラスを入れたお好み焼きがポピュラー。
ソースではなく醤油をかけるのが何とも通な食べ方です。トッピングには、青ノリと鰹節粉を。
静岡市方面でおでんにかける「イワシ粉」を使っても良いそうです。重たくなりすぎず、さっぱりした味わいのお好み焼きになりますね。

 

シラスのフリッター

さくさくふっくらフリッターで、口いっぱいにシラスを味わってみてはいかがでしょう?
生地には、小麦粉とほぼ同量の唐揚げ粉を混ぜるのが“舞阪漁師風”。お好きな量のシラス(できれば生)を入れたら、スプーンでお好みの量をすくって油の中に落としましょう。
きつね色に揚がれば完成です。
生地には、青ノリを混ぜても良いそうです。磯の香りが口いっぱいに広がります。

 

シラスの天ぷら

 

魚のうまみをより感じられる、えんばい朝市でも人気の一品です。
天ぷら粉に生のシラスを混ぜこんで、高温の油で揚げていきます。ポイントは、大きめのシラスをふんだんに使うこと。薄べったくカラっと仕上げるのがコツです。

家庭で調理するときには、大きめのフライパンや鍋に2㎝ほどの深さまで油を入れ、小さめのお玉1杯分の生地を薄く広げましょう。何度か裏返して火が通れば完成です。



通年でさまざまな旬の魚が水揚げされる舞阪漁港。
特殊な締め方でモチモチの食感を残した「もちカツオ」は、立派なブランド品。

春には、アサリやタイ類が旬を迎えています。夏から秋にかけてはアジやイカ、エビ類が。冬にはカキやフグ、ムツといった、実に豊富な種類の魚が水揚げされています。この日も、たくさんの魚介類が販売され、保冷バッグを担いで来場する方の姿もよく見られました。
 
潮風を感じながら港でいただく朝ご飯。えんばい朝市は、7月までの毎月第三土曜日開催です。
いつもよりすこし早起きをして、みなさんも出かけてみてはいかがでしょうか?

 ●えんばい朝市 開催情報●
所在地:静岡県浜松市西区舞阪町舞阪2119-38 舞阪漁港
開催日程:4月から7月の各第三土曜日(予定:5月18日、6月15日、7月20日)
営業時間:各日7:00~10:00
駐車場:あり(弁天島海浜公園、無料サービス券を配布)
URL:http://enbaiasaichi.webcrow.jp/

※生シラスの購入には当日6:55より配布される「生しらす販売整理券」が必要です。
※販売実施は出漁の可否により、当日5:00過ぎに上記サイトより告知されます。

 

 

【プレゼント企画】 
浜名湖のりうどんを15名様にプレゼント!!

(募集を締め切らさせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。)

えんばい朝市の事務局を務める浜名商工会さんが開発した「浜名湖のりうどん」(200g×2袋)を、15名様にプレゼントします!
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この機会にぜひご応募ください。

応募資格:メルマガ「Suzuyo通信」を購読されている方
※未登録の方でも、プレゼント応募フォームより登録いただけます。
応募期間:2019年4月26日(金)~5月19日(日)
当選発表:当選された方へメールでご連絡差し上げます。
応募方法:下記バナー(応募フォーム)よりご応募ください。

(募集を締め切らさせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。)
 

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