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2021.05.12 四條由貴

不思議な南米のフルーツ「ジャボチカバ」|西川農園

不思議な南米のフルーツ「ジャボチカバ」|西川農園
様々なフルーツが市場に出回る、温かな季節がやってきました。みなさんは、「ジャボチカバ」というフルーツをご存知でしょうか?ブラジルやボリビアなど南米原産で、現地では誰もが食べ親しんでいる人気のフルーツだそうです。日本では沖縄県で栽培されていますが、なかなかスーパーマーケットで見かけることはありません。そんな珍しいフルーツを、静岡市内の農園で見つけました。このジャボチカバを20年ほど前から栽培しているのは、静岡市西端の山間地、丸子地区で茶やミカンなどを代々生産している「西川農園」です。ご主人の西川宜成さんは、「常緑で、一年中実がなり、日本人の味覚に合う果実」を探し歩いた結果、美味しいジャボチカバに出合ったのだそうです。


ジャボチカバって、どんなフルーツ?

グアバやフェイジョアといった果樹と同じフトモモ科の植物です。品種に差はあるものの、樹高は大きなもので10mくらいまで成長します。一番の特徴は、開花の様子と果実のなり方です。一般的な植物は、細い枝の先に花を咲かせ、そこに実を付けますが、ジャボチカバは違います。太い幹や枝を覆うように、小さく可憐な花が無数に咲きます。その後1カ月ほどで、2~3㎝のブドウのようなツヤのある丸い実を付けます。この様子が、ユニークです。まるで幹に直接実がなっているように見えるのです。果実は、ブドウに似た少し厚みのある果皮に覆われています。この皮は、ポリフェノールが豊富。少しの渋みと酸味を感じます。中の果肉は糖度が16~20度もあり、ジューシーで柔らかく、ライチのような爽やかな香りです。中心には大きめの種が1粒。種の周りも酸味を感じます。初めて味わうフルーツなのに、どこか懐かしさを感じる、日本人にも馴染みやすい味です。西川農園では、大きなハウスで室温や環境を整えて栽培しているため、1年に複数回収穫が可能です。


「畑まるごとカフェ空間」をテーマにした、農園内のカフェ

西川農園の「農園カフェ」は、日曜のみオープンしています。100本ほどのジャボチカバが育つ大きなハウスの中で、摘み取り体験や、ランチ・ケーキ・焼き菓子などが味わえます。
摘み取り体験は、カップ1杯500円(税込)。幹の低い部分にもたくさんの実がなるので、小さなお子さんも簡単に摘み取ることができます。月替わりのランチセットは、スープや自家栽培の野菜などを使った惣菜・自家製パン・ジャボチカジュースなどがついて1,400円(税込)。人気のためランチは予約が安心です。自家製のジャボチカバジャムをクリームチーズと合わせたチーズケーキは400円(税込)。濃厚なクリームチーズと、酸味と甘みのあるジャボチカバのジャムが好相性です。この他、ジャボチカバを使ったスイーツレシピは多数。どんなメニューに出合えるかは、来店までのお楽しみ。また、シソジュースのような爽やかな酸味のある自家製ジャボチカバジュースは400円(税込)。冬季は、ホットジュースが登場することも。ホットワインのような香りとコクが楽しめるそうです。なんと、苗も販売しています。樹高はそれほど大きくならないので鉢で育成でき、水やりを欠かさず、冬の寒さに気を付ければ、ご家庭でも実の収穫が可能だそうです。珍しいジャボチカバの様子を見に、お出かけしてみてはいかがでしょうか。



西川農園】
住所 :静岡市駿河区丸子6253-3
電話 :090-7605-3491
営業 :日曜日のみ営業(10:00~16:00)
その他:駐車場あり
※5月中ランチはお休みです。農繁期(4~8月)は通常メニューと異なります。
詳しくはSNS等でご確認ください。
 https://www.instagram.com/cafejaboticaba/ 


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