9月1日は、「防災の日」です。おおよそ100年前のこの日に、関東大震災がおき10万人を超える人が犠牲になりました。また、9月は台風シーズンを迎えることから、「地震や風水害に対する心構えの育成」を目的に「防災の日」が創設されました。災害は、いつやってくるか分からないもの。いざという時に慌てないために、大切な人を守るために、防災について考えてみませんか？

ある調査では、コロナ禍の影響で以前よりも家で過ごす時間が増えたと回答した人が8割もいたそうです。これは、自宅で被災する可能性が高まったといえるかもしれません。みなさんの家の備えは大丈夫ですか？災害への備えというと、家屋の補強、食料や水の確保、避難ルートの確認など様々な事が考えられますが、なかでも今回は地震の揺れに備える「耐震」について紹介します。


(筋交いを入れ補強した様子）
 

もしもの大地震、我が家の耐力は足りている？

大地震が起こると家屋はどうなるのでしょうか。震源地からの距離や地盤により揺れ方は異なるものの、基本的には壁の配置のバランスが悪い部分ほど大きく揺れ、倒壊に至る場合もあります。1995年に発生した「阪神・淡路大震災」では、木造住宅の倒壊が大きな被害をもたらしました。亡くなられた人の8割が、建物の倒壊が原因といわれています。倒壊の特徴は、1階、2階ともに崩れ落ちた、または、1階が崩れ2階が1階を押しつぶしたという大きく2つに分けられます。これらの被害を防ぐには、様々な方法があります。その1つは、壁の補強です。耐震診断の結果から導きだした補強が必要な箇所に、的確な強度の壁を補強します。例えば、梁から土台の間に筋交いを入れることで、バランスや耐力を向上させます。近年では、地震の揺れを軽減する制震ダンパーを設置する家屋も増えています。筋交いのように、梁と土台の間に設置した制震ダンパーが、伸縮して地震のエネルギーを吸収し、家屋への被害を減らします。
しかし、壁の中を補強すると聞くと、大きな費用が掛かるのでは？と心配になりますね。そんな時には、お住まいの自治体のホームページから、耐震補強に関する情報を検索してみてください。各自治体で、耐震補強工事に対する補助が行われています。例えば、静岡県では、耐震性に問題のある木造住宅の耐震補強工事に対して、30万～110万の補助金が受けられます。金額や補強要件については、市町によって異なります。山梨県では、最大100万円（補助率80％）の補助が受けられます。低コスト工法を採用するとさらに20万円の上乗せが可能だそうです。このようなお住まいの自治体が行う補助金を利用して、かしこく耐震補強を進めることが可能です。


（築40年の家を大規模にリフォーム）
 

リフォームと耐震補強で安心できる住まいに

鈴与ホームパルでは、「これからの思い出もずっとこの家で」というコンセプトのもと、住み慣れた我が家を、快適に、安全な住まいへと整えるリフォームを提案しています。築年数の長い家屋は、機能性、デザイン性にも優れた現在の生活スタイルに合わせたリフォームと同時に、耐震補強工事を行うことが可能です。また、耐震診断や自治体への補助金申請などのサポートも行っています。例えば、築42年が経過した日本家屋のリノベーションでは、住み続ける人の思い出を残しつつ大規模な工事を行いました。大幅に間取りを変更した工事では、台所、ダイニング、居間と独立していた空間を、広いLDKへと改装し、これまで二間続きの客間だった南向きの部屋を寝室へと改修。耐震補強工事では、強度の不足した壁に耐力壁を追加し、床、天井の耐震も補強、重い屋根から軽い金属瓦に変更、さらに断熱リフォームを施しました。外観もスタイリッシュに変わり、家屋全体の強度が増し、断熱性に優れた省エネの家屋へと生まれ変わりました。
我が家も大丈夫かしらか？と思ったら、まずは、鈴与ホームパルで耐震診断から初めてみませんか？


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