JR静岡駅から車で10分ほどのところ、静岡市葵区の閑静な住宅街にある「菓子工房コルデ」。丁寧に作られたスイーツや、ギフトにもぴったりな焼き菓子、食事に合うキッシュや惣菜が上品に並んでいます。2021年1月にお店をオープンして以来、近所で話題となり、「シンプルながらもおいしい！」とじわじわ人気が広がっているお店です。大切な人に思いを伝えるスイーツとして、日ごろ頑張る自分を労うご褒美として、コルデのスイーツを手に取ってみませんか？


（レモンのミニパウンドケーキ）

こだわり抜いたからこその味

オーナーパティシエの斎藤さんが安心安全にこだわり抜いているという素材は、バターは北海道産四つ葉のバター、卵は朝霧高原ファーム、塩はゲラントの塩、粉は静岡県産地粉と米粉を使用しています。季節のフルーツは地元の農園から直接買い付けているとか。例えば、レモンのパウンドケーキは、静岡市で育った完全無農薬のレモンを使用。果汁から皮まで、レモンを余すこと無くたっぷり使ったケーキで、爽やかな香りと甘みが口いっぱいに広がります。紅茶にも良く合う、ティータイムにぴったりなケーキです。

バレンタインギフトに最適、チョコレートスイーツ

2月の新作は、バレンタインに合わせて、上質なチョコレートにナッツやピスタチオ、フランボワーズを使用した見た目もかわいい「パレットチョコ」や、丁度良い甘さのカカオ５８%のクーベルチュールチョコレートをふんだんに使用した濃厚「ガトーショコラ」など、喜ばれること請け合いのチョコレート菓子がたくさん登場します。また、久能のブランド苺「きらぴ香」がたっぷり乗った自家製「苺のタルト」が楽しめるのも苺が旬の春季だけ。その他、店主おすすめのサクッ！フワッ！がたまらない、コーヒークリームがサンドされた「ダクワーズ」、週ごとにメニューが変わる焼き菓子など、小さなお店に所狭しと並んでいます。予算に合わせて箱詰めも可能です。


（ハープを奏でる斎藤さん）

アーティストがつくる、センス溢れるお菓子

斎藤さんは、実はハープの演奏者。長きにわたりプロのオーケストラハープ奏者として活動したのち「菓子工房コルデ」を開業しました。現在も演奏活動を続けながら、静岡雙葉学園ハープ部の生徒を指導したり、自宅にハープのお教室を持つなど、ハープの魅力と技術を多くの人に伝えているのです。昔から、「音楽仲間に料理を振る舞うことが大好きだった」と話す斎藤さん。普段から音楽仲間を自宅に招いては、ホームパーティーを開催し、得意の料理を振る舞っていたそうです。おいしい！と笑顔になってもらえることが嬉しくて、お料理教室に通い、自分で研究を重ね、家庭料理からお菓子と何でも作っていたそうです。

そんな斎藤さんは、念願だった自分のお店を開くと決めると、自宅の一部を改装。「開業」という一大決心は、不安も大きかったそうですが、悩む斎藤さんの背中を押してくれたのが、音楽仲間や生徒さんたち。「大丈夫！一緒につくるから！」と言い、スタッフとして働くことを決めてくれたそうです。取材に伺った日も厨房で働かれていたのはフルート奏者やピアノ奏者というアーティストでもあるスタッフの皆さん。皆で試行錯誤しながら、何度も試作を重ね、食べてくれる人が笑顔になってくれるようにと、妥協すること無くとことんこだわって作っているといいます。

感性の豊かなアーティストたちが作るお菓子は、シンプルで繊細。上質な素材を五感で感じる贅沢な味わいです。感謝や愛情を伝えるギフトにいかがでしょうか。

【菓子工房コルデ】
住所 静岡市葵区西千代田町23-12
電話 054-245-2344
営業 月・火・水 11:00～17:00 
定休 木・金・土・日
駐車 敷地内1台、店舗左横4台
オンラインショップはこちら：https://kashikobo-corde.stores.jp/
お店のホームページはこちら：https://kashikobocorde.amebaownd.com/


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