「ガス衣類乾燥機から変な音がする」、「普段通りに使っていたら急にうるさくなった」といったガス衣類乾燥機の音に悩んでいる方はいませんか。

ガス衣類乾燥機から異音がするようになった場合は、フィルターの交換などの簡単なお手入れで改善することもありますが、内部部品の故障など深刻なトラブルが発生しているかもしれません。なるべく早めに対応することを意識しましょう。

本記事では、ガス衣類乾燥機の異音について、考えられる原因や対処法を紹介しています。

ガス衣類乾燥機の音がうるさくなった場合の原因と対処法

ガス衣類乾燥機の音がうるさくなる原因としては、以下の4つが考えられます。

• フィルターが目詰まりしている
• 衣類のボタンなどの部品が当たっている
• 内部部品が故障している
• 初期不良

上記のうち、フィルターの目詰まりや衣類のボタンによる異音は自身で対処することができ、内部部品の故障や初期不良の場合は、メーカーや設置業者への相談が必要です。それぞれの対処を確認していきましょう。
 

フィルターが目詰まりしている

ドアに糸くずフィルターがあるタイプのガス衣類乾燥機では、フィルターに汚れが溜まっていると空気が漏れ、異音がすることがあります。

また、フィルターに汚れが溜まって目詰まりを起こすと、熱を外に逃がせずドラム内部が高温になるため、安全装置が作動して運転が停止します。

有効な対策は、ガス衣類乾燥機の使用後に毎回、糸くずフィルターの掃除をすることです。下図は、リンナイのガス衣類乾燥機「RDT-52」シリーズにおける糸くずフィルターの掃除の手順です。

【糸くずフィルターの掃除の仕方】


画像引用元：ガス衣類乾燥機｜エラーコード14 が表示 | リンナイ
 

衣類のボタンなどの部品が当たっている

衣類のボタンやファスナー、金具などの硬い部位が、回転するドラムとぶつかって異音がしている可能性もあります。この場合はガス式乾燥機そのものの異常ではありません。

対策としては、ボタンやファスナー、金具がついてない服のみを乾燥することが挙げられます。また、衣類を裏返したり、ファスナーを閉じたりするなど、金属部分がドラムに触れないよう工夫して乾燥することも有効です。
 

内部部品が故障している

糸くずフィルターや、衣類のボタンなどを確認しても異常がみつからず、異音が止まない場合は、ガス衣類乾燥機本体内のモーターやファン、ベルトなどが故障している可能性があります。これらの内部部品の故障を自分で直すことはできないため、メーカーや設置業者などに相談してください。

なお、点火した直後に「ピー」という音がする場合は、一時的な現象であり、故障ではありません。ただし、運転中も異音が続く場合は故障の可能性があります。

ちなみに、故障する要因の一つとして、衣類の入れすぎが挙げられます。ガス衣類乾燥機には機種ごとに乾燥容量が定められているため、それを超える量の洗濯物を入れないようにしましょう。

使用方法を守らないと寿命を縮めてしまったり、故障につながったりするため、思い当たる節がある場合は、修理後の故障を防ぐためにも使い方を見直してください。
 

初期不良

部品交換などをしてもらっても直らない場合は、初期不良の可能性があります。この場合はメーカーに再度連絡を入れましょう。

なお、異音はたとえ故障が原因であっても、一度発生したからといってその後、常に発生するとは限りません。メーカー担当者の訪問時に異音が発生しないこともあり得るため、異音が発生した際には動画を取っておくと、スムーズに対応してくれる可能性が高くなります。
 

まとめ

ガス衣類乾燥機から異常な音や大きな音がする際には、糸くずフィルターの汚れを確認し、必要に応じて掃除してください。

また、ボタンやファスナー、金具の部分がドラムに当たってうるさくなっているケースもあります。その場合は、金属部分のある服を取り除くか、該当する服を裏返したりファスナーを閉じたりして、金属部分がドラムに当たらないようにしてから再度試してみましょう。

上記の方法でも直らない場合は、内部部品が故障している可能性が高いため、メーカーや設置業者へ相談しましょう。

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