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2025.05.02
WITHSMILE編集部

ガス給湯器の電源が入らない原因と対処法

ガス給湯器の電源が急に入らなくなると、お湯が使えなくなり生活のなかでさまざまな困りごとが出てしまうでしょう。電源が入らない原因はいくつか考えられますが、適切に対処することで解決できることもあります。

この記事では、ガス給湯器の電源が入らないときに確認すべきポイントや、住居の種類ごとの対処法をご紹介します。
 
\ガス給湯器が故障したときは?/
■目次
  まとめ
 

ガス給湯器の電源が入らないときに確認したいこと

ガス給湯器の電源が入らない場合、まずはリモコンの状態と電源がつかないリモコンの台数を確認することが重要です。リモコンが1台のみなのか、浴室・キッチンなどで2台あるのかによって、考えられる原因が異なります。

浴室とキッチンのリモコンが両方とも電源が入らない場合は、電源供給や給湯器本体、ガス供給の問題が考えられます。どちらか一方のみ電源が入らない場合は、リモコンの機能や故障の可能性が高いでしょう。

また、リモコンが1台しかない場合は、電源の供給状況やリモコンの設定、または給湯器本体の状態を総合的にチェックする必要があります。

以下のポイントを順番に確認し、トラブルの原因を特定していきましょう。

<電源が入らないリモコンの台数により考えられる原因>
セットリモコンが1台のみの場合 浴室とキッチンのセットリモコンいずれも電源が入らない場合 リモコンの電源が入っているか
電源プラグが抜けていないか
ブレーカーが落ちていないか
リモコンの時計が正しくセットされているか
リモコンが節電モードになっていないか
配管内部が凍結していないか
ガスの供給が停止していないか
給湯器の給水バルブが閉まっていないか
浴室・キッチンのどちらか一方の電源が入らない場合 リモコンのロック機能がかかっていないか
リモコン本体が故障していないか

それでは、考えられる原因の確認方法について詳しく見ていきましょう。
 

リモコンの電源が入っているか



ガス給湯器の電源が入らない場合、まずは給湯器のリモコンの電源が入っているかを確認しましょう。電源ボタンを押しても画面が表示されない場合、リモコンの種類によって対処法が異なります。

電池式のリモコンの場合は電池切れの可能性があるため、新しい電池に交換してみましょう。一方で配線タイプの場合は、電源プラグが抜けていないかと、ブレーカーが落ちていないかを確認する必要があります。

電池を交換し、コンセントやブレーカーを確認しても電源が入らない場合は、リモコン自体の不具合が原因の可能性もあります。
 

電源プラグが抜けていないか



給湯器の電源プラグが正しく差し込まれているかも確認しましょう。何かの拍子にプラグが抜けたり緩んだりすることがあり、その場合は給湯器の電源が入らなくなります。

給湯器の電源プラグは屋外に設置されていることが多いため、風や振動の影響を受けやすい点に注意が必要です。

もしプラグが抜けていたり緩んでいた場合は、しっかりと差し込み、電源が入るか試してみましょう。プラグを挿し直す際は、安全のために一度コンセントからプラグを抜き、数秒待ってから再度奥までしっかりと差し込んでください。

ただし、マンションなどの集合住宅では、コンセントがないタイプの給湯器もあるため、その場合は別の原因を疑う必要があります。
 

ブレーカーが落ちていないか

給湯器の電源が入らないときは、ブレーカーが落ちていないかも確認しましょう。停電や、契約しているアンペアを超える電力を使用した場合、ブレーカーが自動的に落ちることがあります。

もしブレーカーが落ちていた場合は、スイッチを入れ直してから、リモコンの電源をオンにしてみてください。また、ブレーカーを復旧した際に、リモコンの時計表示がリセットされていることがあるため、時刻を正しく設定してから使用します。

なお、頻繁にブレーカーが落ちる場合や、ブレーカーを入れ直してもすぐに落ちる場合は、漏電の可能性があります。その場合は、自分で対処せず、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
 

リモコンの時計が正しくセットされているか

給湯器のリモコンの時計が正しく設定されているかを確認します。

一部の機種では、時計が正しく設定されていないと給湯器が正常に動作しないことがあるため、時計表示が「0:00」や「--:--」になっていないかチェックすると良いでしょう。設定方法は機種によって異なるため、取扱説明書を参考にして正しい時刻を設定してください。

停電やブレーカーが落ちた影響で、給湯器のリモコンの時計がリセットされることがあるため、定期的に確認することをおすすめします。


時計を修正しても症状が改善しない場合は、別の原因が考えられます。
 

リモコンが節電モードになっていないか

給湯器のリモコンが節電モードになっている可能性もあります。多くのリモコンには、一定時間操作がないと液晶表示が消える「節電モード」が搭載されています。

節電モードがONになっている場合、リモコンが故障しているように見えることがありますが、ボタンを押したりお湯を出したりすることで、通常の画面表示に戻ります。

なお、節電モードの仕様は機種ごとに異なるため、詳細は取扱説明書を確認すると確実です。
 

リモコンのロック機能がかかっていないか

給湯器のリモコンが操作できない場合、ロック機能がかかっている可能性があります。リモコンには、お子様や高齢者の方の誤操作を防ぐために、ボタンの操作を制限するロック機能が搭載されていることがあります。この機能が有効になっていると、ボタンを押しても反応しません。

解除方法は機種によって異なりますが、多くの場合、特定のボタンを数秒間長押しすることで解除できます。詳しい解除方法は、リモコンの取扱説明書を確認するか、メーカーの公式サイトを参照すると良いでしょう。

<リンナイの解除方法の例>

引用:給湯器|リモコンにチャイルドロック機能はついていますか? |Q&A(よくあるお問い合わせ)|リンナイ
 

リモコン本体が故障していないか

リモコンの電源が入らず、電池交換やコンセント、設定を確認しても解決しない場合、リモコン本体の故障が考えられます。

具体的に、以下のような症状がある場合は、故障の可能性が高いです。

 
  • ボタンを押しても反応がない
  • 画面が真っ暗
  • 異常な表示が出る
  • エラーコードが出る

エラーコードが出ている場合は、表示されている番号からトラブルの内容を把握できるため、取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認しましょう。

リモコン本体の故障が疑われる場合は、メーカーのサポート窓口に問い合わせるか、修理業者に点検・交換の相談をするのが望ましいです。
 

配管内部が凍結していないか

給湯器のスイッチを入れてもお湯用の蛇口からお湯も水も出ず、水用の蛇口からは通常通り水が出る場合、配管内部が凍結しているかもしれません。



冬場に気温が低下すると、給湯器の配管が凍結することがあります。とくに気温が急激に下がった際に給湯器が動かなくなった場合は、凍結の可能性が高いです。

配管が凍結している場合、気温が上がると自然に解凍されることが多いため、しばらく待つのが基本的な対処法です。注意点として、配管に熱湯をかけると破損につながるため避けましょう。

対処法や予防策については、取扱説明書を確認し、適切に対処してください。
 

ガスの供給が停止していないか

給湯器だけでなく、ガスコンロなどの他のガス機器も使えない場合、ガスの供給が停止している可能性があります。ガスメーターの安全装置が作動すると、ガスの供給が自動的に止まることがあるため、ガスメーターが動いているかを確認しましょう。

ガスメーターが止まっているときは、ガスメーター液晶の表示を確認して、異常がない場合は一般的に以下の流れで復旧できることが多いです。

 
  1. すべてのガス機器を止める
  2. ガスメーターの復帰ボタンのキャップを外す
  3. 復帰ボタンをしっかり押し込み、ゆっくりと離す
  4. 3分間ガスを使わずに待つ

この手順は、ガスメーターの種類によって異なることがあるため、詳細は利用しているガス会社のホームページなどで確認してください。

ガスの復帰方法がわからない場合や、復帰ボタンを押してもガスが供給されない場合は、ガス会社に問い合わせて対応を依頼しましょう。
 

給湯器の給水バルブが閉まっていないか


引用:給湯機器:エラー表示【562】が点滅 - よくあるご質問|株式会社ノーリツ

給湯器の給水バルブが閉まっていると給湯器が動作しないため、開いているかどうかを確認してみてください。とくに、新しく設置したばかりの給湯器や、引っ越し後の初回使用時には、給水バルブが閉じたままになっていることがあります。

給湯器の下の給水バルブを確認し、閉まっている場合は、ゆっくりと回して開けることで、正常に給湯できるようになります。
 
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ガス給湯器の電源がつかない場合の対処法

前述した確認事項をチェックしても電源が入らず、故障の可能性が高い場合の対処法は、住居の種類によっても異なります。

ここでは、ガス給湯器の電源が付かない場合、どこに相談すべきなのか、修理と交換どちらを選ぶべきかについて、「戸建て」と「賃貸物件・分譲マンション」のケースに分けて解説します。
 

戸建ての場合

リモコンの電源や設定などを確認しても給湯器の電源が入らない場合、まずはメーカー保障や設置業者による保証期間が残っているかを確認しましょう。保証期間内であれば、メーカーや設置業者に修理対応を依頼することが可能です。

保証期間が過ぎている場合は、修理と交換のどちらが適しているかを検討する必要があります。修理費用は故障の内容や機種によって異なります。交換費用は8万~33万円ほど(交換工事費込み)が相場です。

ガス給湯器の交換費用の相場|金額を安く抑える方法を紹介>>

給湯器の寿命は10年前後とされているため、それに近い年数使用している場合は、修理しても他の部品が劣化し、今後追加の修理が必要になる可能性があります。そのため、長期的なコストを考えると、交換を選ぶほうが結果的に経済的なこともあります。

ガス給湯器の寿命は何年?交換時期が近付いているサインや気になる疑問を解説>>

最新の給湯器は省エネ性能が向上しており、光熱費の節約にもつながります。修理と交換のどちらを選ぶか迷った場合は、コストや寿命を考慮して最適な方法を選びましょう。
 
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賃貸物件・分譲マンションの場合

賃貸物件では、給湯器は大家さんや管理会社の所有物となるため、故障時にはまず大家さんや管理会社に連絡しましょう。

基本的に修理費や交換費用は貸主側が負担するケースが多いですが、借主による過失で故障した場合は、費用負担が発生することもあります。契約内容を確認し、適切な対応を取ることが重要です。詳しくは、賃貸契約書を確認してみてください。

分譲マンションの場合は持ち家ではあるものの、管理規約によって設備の交換に制限がある場合があります。給湯器の交換を検討する際は、事前に管理組合や管理会社に相談し、必要な手続きを確認します。スムーズに交換を進めるために、管理規約を確認することが大切です。
 

まとめ

ガス給湯器の電源が入らない原因は多岐に渡りますが、まずは慌てずに、今回ご紹介した確認事項と対処法を順番に試してみてください。

リモコンの電池切れやブレーカーの確認など、基本的な確認を行ったうえで、故障の可能性がある場合は適切な相談先に連絡しましょう。戸建ての場合は保証期間や修理費・交換費を比較して判断し、賃貸や分譲マンションの場合は管理会社や大家さんと調整することが重要です。

とくに、10年前後使用している給湯器であれば、修理よりも交換を検討することがおすすめです。

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また、お取替えまでの期間に仮設給湯器の設置も可能なため、給湯が使えない期間の不便を最小限に抑えられます。給湯器の交換をお考えの方は、ぜひ鈴与商事にご相談ください。
 
 

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