エコのあるくらし〜身近なところでできること〜

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地球環境、どーなってるの?
家のなかでできるエコ
カーライフにもエコ
カーライフにもエコ
環境に大きな影響を与えている、クルマから排出されるCO2。クルマの排気ガスには、CO2だけでなく、地球温暖化や大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)なども含まれます。そのクルマは、わたしたちのくらしになくてはならないもの。ならばカーライフにも、地球への負荷が少ないエコが必要です。排気ガスを少しでも減らす方法として、エコドライブやクリーンエネルギー自動車の導入など、カーライフにも取り入れられるエコについて考えていきたいと思います。
 
1日1分でもアイドリングストップ!エコドライブをこころがけよう

エコドライブは、「要チェック!ガソリン節約術(25号)」でもご紹介してきたとおり、環境にやさしいだけでなく燃費がよくておさいふにもやさしいと一石二鳥。急発進をしないなどアクセルワークに気をつける、長時間停車する時はエンジンを切る、といったエコドライブをこころがけましょう。仮に1日5分アイドリングストップをすると年間約39kgのCO2の削減になるので、1分でも短縮を心がけましょう。


駐車や適正空気圧などクルマのメンテナンスも燃費向上に
公共交通機関&近いところは自転車、歩いていこう

エコドライブも大切ですが、やはりクルマよりもバスや電車などの公共交通機関を利用するのが一番。便利なクルマですが、どうしてもCO2の排出が多くなるので、例えば毎日の通勤や買い物にはバスや鉄道を利用したいもの。
また、歩いたり自転車を使ったりすれば、環境だけでなく健康にもいいですね。たとえば、週2日往復8kmの車の運転をやめると年間約184kgのCO2の削減になるそうですし、ガソリン代も約9,200円の節約にもなりますよ。

ついに販売スタート、バイオガソリン

石油元売り会社で共同研究されている、植物からつくられるバイオエタノールを混ぜたガソリン「バイオガソリン」。これの試験販売が今月27日から首都圏50箇所のガソリンスタンドで始まるのはご存知ですか?バイオガソリンは、CO2の削減といった環境面での効果が期待できるほか、石油代替燃料としても注目されています。CO2削減といっても、バイオガソリンを燃やせばCO2は出ます。ただ、バイオガソリンはCO2を吸収して育つ植物を原料としているので、燃やしても二酸化炭素排出量が差し引きゼロとみなされます。添加するETBEのフランスからの輸入や、原料となるとうもろこしの不作と需要高による価格高騰など課題も残されていまが、今使っているガソリンと同じ価格で同じように走ることができるバイオガソリンの開発は、これから大注目です。

クリーンなクルマの証明「低排出ガス車認定制度」

燃料の種類を問わず、NOx等の有害物質の排出を最新規制値より25%、50%、75%低減しているなど低排出ガス性(クリーン度)を示した「低排出ガス車認定制度」というものがあります。「良−低排出ガス」「優−低排出ガス」「超−低排出レベル」のそれぞれのレベルで認定されるもので、“☆☆☆”というステッカーが貼付されたクルマを見たこともあるのではないでしょうか。わざわざ買い換えるのは難しいかもしれませんが、新しくクルマを購入するなら、低排出ガス車を選んでみるといいですね。

これからのクルマ「ハイブリッド・電気自動車・天然ガス自動車」

クルマを走らせるエネルギーはガソリンだけではない、といことは、皆さんご存知ですよね。例えば電気自動車。電気で走り排気ガスを出しません。電気自動車はまだ少ないですが、ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせて効率良く走るハイブリッド車は最近街でもよく見かけるようになりましたね。そのほか天然ガス自動車やメタノール自動車など、排気ガスの中の二酸化炭素や硫黄酸化物などが少ないクルマも。効率がよくて購入しやすい機能と価格になれば、これからもっと普及していきそうです。

どこにいくにも便利なクルマ。でもこのクルマ、便利さだけを追求していったために環境に大きな影響を与え、その結果地球温暖化の一因となるCO2をたくさん排出してきました。クルマなしの生活は考えられなくなった私たち、便利なクルマ使うにしても環境への影響を常に考えながら利用するよう、こころがけることが大切ですね。
 

先日、温暖化特集で、カナダの氷床で子育てをするタテゴトアザラシのニュースを見ました。ここ数年で氷床が減少して、まだ泳げなくて親離れしていない赤ちゃんを乗せた流氷が、海に流れていってしまう…という重い内容でした。私たち人間のくらしによってひとつの生態系を崩してしまう、ということに対して番組では安易な解決策の提示はしなかったので、余計危機感を感じました。私たちに関係ない遠い国のワンシーンではなく、いつか私たちに跳ね返ってくることとして、一人一人が意識していかなといけないと感じました。今わたしたちにできること、少しずつから初めていきましょう。

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