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「御前崎港バイオマス発電所」の工事着手について

鈴  与  商  事  株  式  会  社
 経営企画部長   佐野  博紀

 
 鈴与商事株式会社(本社:静岡県静岡市清水区入船町11-1/本部:静岡県静岡市葵区栄町1-3 鈴与静岡ビル/資本金:20億円/代表取締役社長:加藤 正博、以下、鈴与商事)が出資し、静岡県御前崎港にてバイオマス発電事業を行う合同会社御前崎港バイオマスエナジーは、御前崎港バイオマス発電所(2023年7月運転開始予定)の建設に着手しましたことをお知らせ致します。
 発電所の建設にあたっては、地域の皆様及び関係各所のご理解・ご協力を頂きながら、安全を最優先に工事を進めて参ります。

 合同会社御前崎港バイオマスエナジーは、株式会社レノバ(本社:東京都中央区京橋2-2-1)、中部電力株式会社(本社:愛知県名古屋市東区東新町1)、三菱電機クレジット株式会社(本社:東京都品川区大崎1-6-3)、鈴与商事の共同スポンサー4社により設立され、御前崎港バイオマス発電所の建設及び事業運営と、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を利用した売電事業を行います。
 本事業におけるバイオマス発電は、木質ペレットとパーム椰子殻を燃料として直接燃焼させる木質系バイオマス発電であり、カーボンニュートラル※の考え方に基づいた、CO2を増加させずにエネルギーを創出する発電方法としております。年間を通じて安定的に環境負荷が少ないクリーンな再生可能エネルギーの発電が可能となるとともに、発電所の建設及び事業運営を通じて、雇用の新規創出や御前崎市及び牧之原市を中心とした地域経済の活性化に貢献していきます。

 鈴与商事は、静岡県清水港における分散設置型メガソーラー(清水港メガソーラー)をはじめとした太陽光発電や、静岡県菊川市での食品・農業系を中心とする有機系廃棄物を燃料として発酵させるバイオガス発電事業などを行っています。
 また、静岡市と協働で地域経済の活性化や防災機能の向上、環境負荷の低減などを目的に、静岡市役所庁舎等の市有施設が使用する電力を、市内の清掃工場から発生する電力や、固定価格買取制度の買取期間満了を迎えた太陽光発電の余剰電力(卒FIT)等の再生可能エネルギーで賄う「静岡市エネルギー地産地消事業」にも取り組んでおります。2021年4月1日からは、静岡市の3庁舎(葵区役所、駿河区役所、清水区役所)で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の「RE100電気」として鈴与商事が供給を開始します。

 鈴与商事は、様々な再生可能エネルギーの利活用やエネルギーの地産地消事業に取り組んでおり、今回の御前崎港におけるバイオマス発電事業を通じ、地域における持続可能なエネルギー社会の実現に向けてより一層取り組みを強化していくとともに、そこで得た知見を活かし、エネルギー事業者としての企業価値向上に努めて参ります。

※ カーボンニュートラルとは、バイオマスは燃焼するとCO2を排出するが、もともとそのCO2は植物などが成長する過程で大気中から吸収したものであり、トータルとしてCO2量は変化しないという考え方。

 

御前崎港バイオマス発電所の概要

・発電所名    : 御前崎港バイオマス発電所
・発電所用地   : 静岡県御前崎市港、牧之原市新庄字浜
・発電容量    : 74.95MW
・想定年間発電量 : 約530,000MWh(一般家庭約17万世帯の年間使用電力量に相当)
・燃料      : 木質ペレット、パーム椰子殻(PKS)
・運転開始    : 2023年7月(予定)

 

 御前崎港バイオマス発電所のイメージ図 


以 上

 

≪本件に関する問い合わせ先≫ 

 鈴  与  商  事  株  式  社  

  経   営  企  画   部    

054-273-7832   

    s-info@ss.suzuyoshoji.co.jp  
 

【PDF】「御前崎港バイオマス発電所」の工事着手について(180KB)


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