News お知らせ

事業・サービス

愛知県春日井市との水道施設を活用したエネルギーの有効利用 (電力需給の逼迫に対応したデマンドレスポンス実施)について

 

 
 
鈴  与  商  事  株  式  会  社
 経営企画部長  灰本 
匡宏
 
 
 鈴与商事株式会社(本社:静岡市、代表取締役社長:伊藤 正彦、以下、鈴与商事)及び電源開発株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:渡部 肇史、以下、電源開発)の共同出資会社であり小売電気事業を担う鈴与電力株式会社(本社:静岡市、代表取締役社長:大野 裕之、以下、鈴与電力)は、ゼロカーボン推進協定を締結する愛知県春日井市(市長:石黒 直樹)と、電力需給の逼迫する夏季及び冬季において同市の水道施設を活用したデマンドレスポンス※を実施することをお知らせ致します。

 鈴与電力は、2021年6月に春日井市と「公共施設への電力供給とゼロカーボン推進に関する連携協定」を締結しております。本協定により春日井市クリーンセンター(ごみ焼却施設)で発電されたCO2フリーの電力を鈴与電力が調達し、市内108ヶ所の公共施設へ供給する「電力の地産地消」を始め、小中学校向けの環境教育など、同市における環境・エネルギーに関する様々な施策に協働して取り組んでおります。

 今回、本協定に基づく新たな施策として、水道施設でのデマンドレスポンスを実施致します。本取り組みは、水道水の安定供給を前提として、今夏・今冬に予想されている電力需給の逼迫時に、送水ポンプの稼働時間の調整により電力需要を一時的に抑制します。これにより、ピーク時の火力発電所の焚き増しを抑え、地球温暖化防止に資する効果を狙いとしています。
 また、設備導入等の新たなコストを掛けることなく、運用の工夫によって地球温暖化防止に貢献できる本取り組みは、他の自治体でも着手し易い施策の一つであると考えております。

これからも、鈴与商事は全国の自治体や企業、一般家庭まで様々なステークホルダーとともに、地域における課題解決に資する取り組みを通じて、脱炭素社会の実現に貢献して参ります。

 

取り組み概要について

本取り組みは、水道水の安定供給を前提として、鈴与電力、電源開発、春日井市上下水道部が 連携し、電力需給が逼迫し電力不足が予想されるピーク時間帯に春日井市桃山配水場の送水ポンプ 1台(100kW)の稼働を停止し、別の時間に稼働を変更する運用を行います。

 
                        桃山配水場                                                 送水ポンプ

・実施場所               :春日井市桃山配水場(愛知県春日井市西山町1605―2)
・最大供出電力        :100kW
・22年度実施期間 :
 【夏季】2022年 7月 1日~2022年 9月30日
 【冬季】2022年12月 1日~2023年 2月28日

 

デマンドレスポンスのイメージ



 

※「デマンドレスポンス」
・電力需要を制御する取り組み。卸市場価格の高騰時や系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブ  の支払いに応じて、需要家側が電力の使用を抑制するよう電力消費パターンを変化させること。
・電力は需要と供給を常にバランスさせる必要があり、需給バランスを保つための調整力が求められる。この調整力は、需要家側の電力需要パターンを変化させるデマンドレスポンスによって生み出すことが可能となる。


以 上
 

≪本件に関する問い合わせ先≫ 

 鈴  与  商  事  株  式  社  

  経   営  企  画   部    

 054-273-7832     

    s-info@ss.suzuyoshoji.co.jp  

 


【PDF】春日井市との水道施設を活用したエネルギーの有効利用について(501KB)