鈴与商事株式会社（本社： 静岡県 静岡市、代表取締役社長：伊藤正彦、以下、鈴与商事 ）は、環境負荷の低減と経済成長の両立を目指した公民連携の静岡市発サーキュラーエコノミーのビジネスモデル「静岡ＤＡＣプロジェクト」の構築に向けた連携協定を静岡市、タケ・サイト株式会社（ 本社： 静岡県 静岡市、代表取締役社長：武田雅成 ）、株式会社大林組 本社：東京都港区、代表取締役社長：蓮輪賢治 ）、三菱商事建材株式会社 本社：東京都 豊島 区、代表取締役社長：山水聖治 ）と２０２３年１月３１日に締結しましたので、お知らせいたします。

　静岡ＤＡＣプロジェクトは、産業廃棄物の減量や二酸化炭素の固定による環境負荷の低減と、処理コストの削減や製品等の流通拡大に伴う経済成長の両立を目指したプロジェクトです。静岡市内のベンチャー企業であるタケ・サイトをプロジェクトリーダーとして、公民５者が連携して開発研究、及び、事業化を行います。

ＤＡＣ（ｄｉｒｅｃｔ　ａｉｒ ｃａｐｔｕｒｅ）とは、大気中の二酸化炭素を直接回収する技術の総称です。静岡ＤＡＣプロジェクトでは、産業廃棄物である生コンスラッジを材料に用いてＤＡＣを行い、炭酸塩を生成します。
　また、生成した炭酸塩をカーボンネガティブ^※なコンクリートの材料や、多種多様な用途で使用されている工業用炭酸カルシウムの代替品として利用できるよう、技術開発を進めます。

　鈴与商事は、 地元企業として、今まで培ってきた地域のネットワークを活用し、本プロジェクトの推進を図り、各社と連携しながら脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

^※二酸化炭素排出量を「実質ゼロ」にするだけではなく、二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量よりも吸収量が多い状態にする取り組み。
 
１．締結日 　　２０２３年１月３１日（火）
２．締結団体 　静岡市、タケ・サイト株式会社、株式会社大林組、三菱商事建材株式会社、鈴与商事株式会社
３．期　 間 　  ２０２３年１月３１日～２０２６年３月３１日


 

【PDF】静岡ＤＡＣプロジェクトの実現に向けた連携に関する協定（314KB）