エアコンがつかない！原因と対処法を詳しく解説

エアコンが急に動かなくなったら大変ですよね。自分で修理するか、新しいものに買い換えるか悩んでいる方も多いでしょう。

エアコンがつかない理由はいくつか考えられ、それぞれの状況に最適な対処法があります。正しい知識を学んでおけば、自分で対応することも可能です。

そこで今回は、つかない状況別に原因と対処法を詳しく解説していきます。エアコンが動かず困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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エアコンがつかないときの原因と対処法

エアコンがつかないケースは、以下の4つのケースにわけることができます。

エアコンの電源自体がつかない場合
エアコンの電源はつくが起動しない場合
エアコンは起動するがリモコン操作できない場合
エアコンの電源はつくが風が出て来ない・ぬるい場合

それぞれの原因と対処法を以下の章で詳しく解説します。

エアコンの電源自体がつかない場合

エアコンの電源自体がつかない場合に考えられる原因は、コンセントやリモコン、あるいは経年劣化による不具合です。

コンセントやリモコンが原因であれば、自分で対処可能なケースが多いですが、経年劣化であれば修理や買い替えが必要となります。

コンセントが差さっていない

まずはコンセントが差さっているかをチェックしましょう。

暖房や冷房を使うシーズンが終わってコンセントを抜き、抜いたことを忘れたり気付かなかったりしたままエアコンをつけようとするケースは多々あります。コンセントを確認する際は、ほこりが溜まっていないかどうかもチェックし、汚れていたら掃除するようにしてください。

また、契約アンペア数以上の電気の使いすぎや自然災害などで、ブレーカーが落ちたままになっている可能性もあります。家のブレーカーのエアコン部分をチェックし、OFFになっていないか確かめましょう。

リモコン受光部が故障している

リモコン受光部が故障していると、リモコンからの信号を受信できないため電源はつきません。

リモコン受光部が故障しているかどうかは、エアコンの前面パネルを開けたところにある応急運転ボタンを押すことで確認できます。応急運転ボタンを押せば、リモコンが無くても起動させることが可能です。

応急運転スイッチを押してエアコンがついた場合は、リモコン受光部かリモコン関連の故障である可能性が高いと考えられます。

また、故障ではなく汚れがある場合に反応しないこともあるため、一度拭きとり掃除をして、再度リモコン操作することも試してみましょう。

経年劣化によって不具合を起こしている

使用しているエアコンが、購入から10年以上経っている場合、経年劣化による故障も考えられます。以下のような症状が出ていれば、寿命が近づいているサインです。

異音、異臭がする
涼しく、温かくなりにくい

エアコンがつかなくなる以前に、こういったサインがあった場合は経年劣化を疑いましょう。

経年劣化が原因であれば、自分で修理することはできません。買い換えのタイミングと思って、新しいエアコンの購入を検討してください。

エアコンの寿命は何年？買い替えの6つのサインを詳しく解説＞＞

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エアコンの電源は入るが起動しない場合

電源がつくのに起動しない場合は、リモコンの故障かフィルターの汚れが考えられます。

リモコンが故障しているかどうかを確かめる簡単な方法など、以下で詳しく紹介します。

リモコンの赤外線が故障している

エアコンが使えなくなるのは、本体ではなくリモコンが故障している可能性もあります。リモコンの故障かどうかを確かめる方法は、以下のとおりです。

スマートフォンなどのレンズに、エアコンのリモコンを向けて何度かボタン押す

以下の画像のように光っていれば故障していません。もし光がつかなかった場合は、故障している可能性が高いでしょう。

室内機や室外機のフィルターが汚れている

室内機や室外機のフィルターが汚れていることで、エアコンが動かない場合もあります。どちらもゴミやホコリが溜まりやすく、汚れやすいため、定期的にお手入れしていないと、空気循環が悪くなり、不具合につながる可能性が高いでしょう。

この場合は、フィルターを一度掃除してみると、元通り使えるようになるかもしれません。ほうきや掃除機でホコリを取り除き、雑巾などで優しく拭きます。汚れがひどい場合は水洗いしてください。

エアコンの電源が入るものの動かない場合の原因と対処については、こちらのページでも紹介しています。

エアコンの電源は入るが動かないときにできるセルフチェックの方法＞＞

エアコンは起動するがリモコンでの操作ができない場合

リモコンの液晶画面の表示が薄い場合は、電池が切れていたり、少なくなっている可能性があります。

電池が少ないと、リモコンの操作ができても正常に信号を送れません。電池の寿命はおおよそ1〜2年なので、長く使っている場合は新しい電池に交換してみると良いでしょう。

メーカーや機種によっては、電池交換後にリセットが必要なものもあります。エアコンのリセットの手順は取扱説明書に記載されていますが、代表的なやり方は以下を参考にしてください。

リモコンのカバーを開ける
先端が細いもので「リセット」ボタンを押す

エアコンの電源はつくが風が出てこない・ぬるい場合

エアコンの電源はつくけれど風が出てこない、または冷たい風が出てこない場合に考えられる原因は、リモコンや室外機の問題です。主な原因を3つ紹介していきます。

リモコンの設定ミス

何らかの設定ミスにより、正しい運転モードになっていないケースも考えられます。

運転モードが適切でないと、リモコンに表示されている設定と、エアコンに受信されている信号が違い、思ったように作動してくれません。

設定ミスの原因としては、エアコンに向けてリモコンを操作しなかった場合や、小さなお子様が誤って押してしまった場合などが考えられます。再度、エアコンに向けて操作をし、正常に動作するかどうかを確認してみましょう。

室外機の周りに物を置いている

室外機の周りにスペースが確保できているか確認しましょう。例えば、エアコンを使用しないシーズンにカバーをかけ、かけたことを忘れたまま運転操作していませんか？

エアコンは部屋の空気を外に放出したり、外の空気を取り入れたりすることで冷風や温風を出します。そのため、カバーや物で空気の通り道が塞がってしまうと、熱のこもった空気が循環することになります。

このような状況になると、ぬるい風が出てきたり、安全装置が作動して風が出てこなかったりします。

室外機が故障している

室外機が故障している可能性も考慮しましょう。室外機は、内部の劣化や石やゴミなどの異物が入ってしまうことで、壊れてしまう場合があります。

一度はつくもののすぐに停止してしまう、リモコンやエアコンは反応するけれど風が出てこない、といった症状が出ていれば室外機の故障が考えられます。

室外機の修理費用は、約2〜10万円が相場です。エアコンの種類や劣化状況によって費用が変動するので、業者に相談して見積もりを出してもらうことをおすすめします。

エアコンからぬるい風しかでない場合の対処については、こちらのページでも解説しています。

エアコンからぬるい風しかでない場合はリセットを試そう！原因と対処法も紹介＞＞

エアコンがつかない原因がわからない場合の対処法

ここからは、上記の方法を確認しても解決しない場合の対処法を紹介していきます。

取扱説明書やメーカーのホームページを確認する

まずは、取扱説明書にある「困ったときは」等の項目に、該当する症状がないかを確認してください。使用している機種特有の対応策が記載されている場合があります。

また、メーカーのホームページにある「よくあるご質問」などの項目を参考にしてみましょう。同じような事例があれば参考になるかもしれません。

メーカーが同じでも、機種が違えば対応方法もそれぞれ違うため、公式サイトで確認する際は、必ずメーカー名と型番を入れて検索するようにしてください。

問い合わせをする

取扱説明書や公式サイトを見てもわからない場合は、エアコンのメーカー、または販売店へ直接問い合わせるようにしましょう。

メーカーのホームページには、サポートセンターや相談窓口などの連絡先が記載されています。電話やメール、最近では即時回答してくれるAIチャットなども利用可能です。

賃貸物件に住んでいる場合、修理費・交換費は基本的に貸主が負担します。そのため、まずは管理会社や大家さんに連絡を入れ、今後の対応について相談するのがスムーズです。

エアコンがつかないときの対応まとめ

エアコンがつかないと思ったら、一度応急運転スイッチを押してみましょう。応急運転スイッチでつけば、室内機の故障ではなく、リモコンや室外機が原因ということになります。

その後、本記事で紹介した対処法を実践してみて、それでも正常に動作しない場合は、早めに専門業者へ相談するのがおすすめです。

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