・ 発展途上国は削減目標がないみたいだけど・・・? |
温暖化は先進国の経済発展が理由…というわけで、途上国には削減義務がありません。とはいえ、中国やインドの経済発展はめざましく、削減義務がないことに疑問が上がっているのも事実。先日バンコクで開催された国際会議では、2013年以降の「第2約束期間」について、途上国やアメリカにも目標を課すよう交渉されましたし、今後の動きに注目です。 |
・今、出足はうまくいっているの?どんな問題があるの? |
京都議定書の約束期間はこの4月に始まったばかりですが、既にカナダでは大幅にCO2排出量が増加しており、このままでは目標を放棄するのでは…との見方も出ているとか。
では、わが国日本はどうかというと、何やら雲行きが悪そう。というのも、「6%削減」どころかCO2は増える一方だから。 |
【日本は6%削減できる??削減どころか、こんなに増えてる!】 |
06年度の温室効果ガス排出量(CO2換算)は90年比6.4%増の13億4100万トン!!
工場などからの排出量は減少傾向にあるものの、オフィスなど業務部門41.7%増 家庭部門30.4%増に。特に乗用車からの排出量増加が大きくなっています。 |
出典:環境省・経済産業省 |
現在の排出量から90年比6%削減を実現するには、実質「14%」も減らさなければいけない、ということがわかります。省エネ対策強化だけでなく、あとに紹介する“海外からの排出枠購入”などで対応しなくてはならないのが現状です。 |