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みんなで参加!ストップ温暖化 〜大変!?京都議定書の約束期間がスタートして〜

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京都議定書って?いま、何が問題なの??
とりくみをみてみよう!
家庭でできる、エコ生活


第三章.家庭でできる、エコ生活

最後に、家庭のなかでできる省エネや、地域での取り組みなど身近な環境対策をご紹介。省エネ生活は環境に優しいだけでなく、おさいふにも優しいといったウレシイおまけつき♪これを見て、いますぐエコ生活を始めましょう。

こんなに出てる、家庭からのCO2
まず、家庭からでるCO2の量はというと、03年度で1億7000万トン。これは、温室効果ガスの排出量(13億3,900万トンCO2)の12.6%にあたり、しかも90年比でみると削減どころか31.4%も増えているんです。電気やガスは勿論のこと、身近で何気なく使い捨てているペットボトルなども、作られてから捨てられるまでに、たくさんエネルギーを使っているんです。 家庭からの二酸化炭素排出量(燃料種別内訳)

出典:JCCCA

今日から実践!家庭でできる小さなエコ生活
▼キッチンでできること
まずは冷蔵庫。当たり前といえば当たり前ですが、「食べ物を詰め込みすぎないこと」「ドアの開閉を減らすこと」は鉄則。その他、冷気が逃げてしまわないようにパッキングが破れてないかチェック、熱い料理は冷ましてから冷蔵庫に保管する、などもポイント。ガスコンロは鍋底から炎がはみださないようにするなど、省エネを心がけましょう。
▼リビングでできること
日中は窓を開けずにあったかい太陽光をふんだんに部屋に取り込み、西日が差し始めて暗くなる4時前には雨戸を閉めれば、熱が部屋にたまって夜もあったか。暖房を使う時は、設定温度を20度に保つこと、こまめにスイッチをきること、熱風の出が悪くならないようにフィルターについた埃はとることなどがポイント。
▼意外にあなどれない!ムダな待機電力をカット
冷蔵庫などは電気を消すわけにはいきませんが、TVやコンポ、電気ポットなどは、コンセントなど元から外して主電源から切りましょう。待機電力は家庭で使う電力の10%にもなる、というデータもあるので、見逃せませんよ。
▼極力ごみを出さない
ちょっと前にブームになったのがエコバックやマイ箸。直接CO2は減らなくても、使い捨てではなく資源を大切に使うことで、極力CO2を排出させない工夫ができます。例えば、1人が1年間で使うレジ袋は、なんと230枚!日本全国で数えると約300億枚にも!!このうち約60万トンがごみになっているんです。スーパーでレジ袋を断る、たったこれだけのことも一人でやるだけでも大きな違いになる、ということがわかるかと思います。
▼クルマとの付き合い方
急発進、急ブレーキをしない、アイドリングはしないでこまめにエンジンをきる、など環境に優しい車との付き合いを。燃費も良いエコ運転についてもっと知りたい方は、「クルマの燃費を良くするコツ(vol.17)」でチェック!
環境に配慮したサービスを選ぶ
▼自然を楽しむエコツーリング
川辺でキャンプ旅行先などで、楽しみながらも一人一人が地域の環境保全のためにちょっとした気配りをしていこう、というエコツーリングが人気を集めています。真夏は、川面を渡るそよ風に暑さを忘れてドライブしたり、シュノーケルやシーカヤックで自然を感じたり・・・。ドライブにいくなら、事前にコースの下調べも忘れずに。
▼まずは気軽にお庭に植えてみよう!「おうちでロハス」千趣会
「一人一人はたくさん植えられなくても、皆が植える事で森林に」というコンセプトで、お家の庭で植えられる樹木を通信販売しているのが千趣会。キンモクセイやブルーベリーなど、香りを楽しんだり実を食べたりできるので、気構えることなく楽しみながらすんなり参加できる、というのがいいですね。
地域イベントに参加する&地域のとりくみを知る
▼エネルギーの循環を体験!
環境対策といってもいろいろありますが、古紙バンド(紙ひも)でエコバッグを作ったり、山にどんぐりを植えて森を増やしたり、こどもと一緒に農業体験をしたり…と、全国の自治体でいろんな楽しいイベントが開催されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
▼紙の街、富士市の挑戦 劣化古紙で年20万Lのバイオ燃料
日本は、古紙の回収率が他国と比べても高いけれど、工場から出る「製紙カス」は大量に廃棄されているとか。この廃棄しているカスからバイオエタノールなどを作ってしまおう!というすごい技術が製紙業の盛んな静岡県富士市で開発されています。その名も、劣化古紙の「再々利用プロジェクト」。市内で年間に発生する製紙カスは日本全体のおよそ5分の1に当たる120万トンで、全てを再処理すれば年間20万KLのバイオエタノールの生産が可能になるというから期待せずにはいられません。

今回は「地球温暖化とその対策」という大きなテーマでしたが、“温暖化防止の貢献”などと身構えてなくても、“ちょっとした節約”のつもりが結果として環境対策につながることもあるので、難しく考えずに“できることから”すぐに始めてみてはいかがでしょうか?これからますますいろんな研究開発が進んできそうな環境対策、今後の動きに大注目です。

 

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