事例紹介
「言った・聞いた」の認識違いをなくす。月300件以上の会議を支える『いきなり議事録』活用術
- オフィスソリューション
- DX/IT ソリューション
- 坪井 孝治さま / デジタル戦略部 デジタル推進グループマネージャー
- 山田 洋和さま / デジタル戦略部 デジタル推進グループ
- 山口 美裕さま / 調達需給部 リスクマネジメントグループ
業種
- 電気・ガス・熱供給
活用用途
会議の録音・文字起こし・議事録作成・情報共有までを効率化
導入前の状況
1.経営会議などの重要会議では発言内容を詳細に記録する必要があり、議事録作成に約3日を要していました。
2.他ツールでは文字起こし結果や話者分離の精度に課題があり、音声を何度も聞き直して修正する作業が発生していました。
3.議事録作成の負荷が大きく、担当者の残業や業務圧迫の要因にもなっていました。
要件や選定の決め手
1.同期再生機能により、不明箇所をクリックするだけで該当音声を確認できる点。
2.アシストAI(動画に質問)機能で、会議内容から決定事項やネクストアクションを抽出できる点。
3.ユーザー数ではなく利用時間ベースの料金体系により、全社展開を見据えた導入がしやすかった点。
導入による効果
1.月間約300件の会議で活用し、議事録作成時間を大幅に削減しました。
2.担当者の議事録作成時間が約2時間から約10分へ短縮しました。
3.「言った・聞いた」の認識違いが減り、情報共有の質向上や会議への集中、記録文化の定着につながりました。
LPガスの安定供給を支える国内最大級のエネルギー企業
-[鈴与商事 以下SZY]ENEOSグローブ様について教えてください。
ENEOSグローブ株式会社はLPガスの調達,輸入,貯蔵,販売を一貫して手掛ける国内有数のLPガス元売会社です。
2011年にENEOSのLPガス事業と三井丸紅液化ガスが統合して設立され、ENEOSグループの一員として
全国の販売事業者や需要家へエネルギーを安定供給しています。
近年はLPガス事業に加え、電力・都市ガス事業やカーボンニュートラルに向けた取り組みも推進しており、
エネルギーの安定供給と脱炭素社会の実現の両立に取り組んでいます。
-[SZY] 皆さまは日々どのような業務を担当されていますか。
デジタル推進グループでは、全社のITインフラ整備やDX推進、情報セキュリティ管理を担当しています。
また、調達需給部リスクマネジメントグループでは、
LPガスの調達・供給に関わる採算管理や与信管理、品質管理を行っています。
いずれも社内外の関係者との会議が多く、正確な情報共有が重要となる業務です。

議事録作成に約3日。担当者の大きな負担が課題に
-[SZY] いきなり議事録 導入前の課題について教えてください。
以前は別の議事録作成ツールを一部の社員に配布し利用していました。
当時は経営会議など重要な会議では一言一句の発言内容を記録する逐語録の作成が必要がありました。
特に課題だったのは、文字起こし内容の確認作業です。
利用していたツールではトランスクリプト(文字起こし)や話者分離の精度に課題があり、
何度も音声を聞き直しながら修正する必要がありました。
経営会議の議事録作成は、担当者が約3日かけて作業することもあり、
担当者の業務負荷が非常に大きい状況でした。
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決め手は「同期再生機能」と「動画に質問」機能
-[SZY] いきなり議事録と他社製品との比較はいかがでしたか?
当時使用していた議事録作成支援ツールと比較検討しました。
文字起こし精度そのものは大きな差がありませんでしたが、実際の業務で使う際の利便性に違いを感じました。
特に評価したのが「同期再生機能」です。
文字起こし結果で不明な箇所があった際、その部分をクリックするだけで該当音声を再生できるため、
確認作業が非常に効率化されました。
さらに現在の「アシストAI機能(※)」も大きな魅力でした。
※アシストAI機能とは
作成した議事録や会議、商談の内容をもとに、特定部分の内容を要約させたり、
ネクストアクションを抽出させたりすることができる機能です。
会議内容から決定事項やネクストアクションを抽出できるため、
単なる議事録作成ツールにとどまらず、次のアクションに向けて作成した議事録を活用しやすいと感じました。
また、当時は生成AIの業務活用が本格的に広がり始めた時期でもあり、AIによる要約機能にも注目しました。
いきなり議事録は単なる文字起こしにとどまらず、会議の要点や決定事項を整理した形で出力できる点や、
操作の分かりやすさ、利用者が特別な教育を受けなくても活用しやすい点も評価しました。
-[SZY] 導入中の取り組み施策にて注力したことはありますか?
特に注力したのは、AIを安心して利用できる環境づくりです。
2024年当時、当社にとって、本格的に生成AIを活用した業務ツールの導入は初めての取り組みでした。
そのため、「入力したデータがAIの学習に使用されないか」「社外に情報が漏えいすることはないか」
「誰がどの会議データを閲覧できるのか」「クラウドサービスとその契約内容にリスクはないか」といった
セキュリティや権限に関する懸念がありました。
そこで鈴与商事様や開発元の株式会喋ラボ様にもご協力いただき、
データの取り扱い方針や考え方などを確認しながら検討を進めました。
デジタル化推進では便利なツールを導入することも重要ですが、
それ以上に利用者が安心して活用できることが定着の前提になります。
そのため、機能面の評価だけでなく、セキュリティや権限管理の観点から安心して利用できる環境を
整備したことが、導入時に注力した取り組みです。

最大2時間かかった議事録作成が10分に
―[SZY]特によく活用している機能はありますか
最も活用しているのは「アシストAI機能」です。
会議終了後に「決定事項をまとめて」と指示することで、必要な情報を短時間で整理できます。
以前は会議進行役と議事録担当者の両方が必要でしたが、現在は会議の記録を自動化できるため、
参加者は議論やファシリテーションに集中かつメンバーを厳選できるようになりました。
また、リンク共有機能によって議事録を加工することなく関係者へ共有できるようになり、
情報展開にかかる時間も削減されています。
―[SZY]いきなり議事録導入による効果を教えてください。
導入効果として最も大きいのは議事録作成時間の削減です。
以前は経営会議の議事録作成に約3日を要していましたが、現在ではその負担が大幅に軽減されました。
経営会議のほかにグループミーティング、プロジェクト会議、
ベンダーとの要件定義会議など、幅広い会議で利用していますが、
約2時間かかっていた議事録作成が約10分程度になったという声もあります。
いきなり議事録導入前に比べ、おおよそ年間で200時間の短縮ができているのではないかと思います。
―[SZY]いきなり議事録導入によって変化したことはありますか。
導入後は単なる時間削減だけでなく、会議の進め方や情報共有のあり方にも変化が生まれました。
録音・録画データが残ることで、参加者はメモを取ることに追われることなく
会議そのものに集中できるようになりました。
また、参加できなかったメンバーへの情報共有も容易になり、
必要に応じて後から内容を確認できる環境が整いました。
さらに、「言った・聞いた」の認識違いの減少や、会議参加人数の最適化、
ネクストアクションの迅速な実行といった効果も生まれています。

会議を“記録するだけ”で終わらせないために
―[SZY]いきなり議事録の機能などご要望があれば教えてください。
議事録作成の効率化という点では非常に満足しています。今後は過去の会議記録をさらに活用し、
組織の知見を資産化できるような機能に期待しています。
例えば過去の会議を横断して検索したり、「このテーマについて過去にどのような議論があったか」
「前回の会議で決まった事項は何か」といった情報をより簡単に引き出せるようになると、
会議情報の資産価値がさらに高まると思います。
また、議事録だけでは伝わりにくい議論の背景や発言のニュアンスを確認したい場面もあります。
音声・動画・議事録・AIによる要約や分析結果を組み合わせながら、
過去の会議をより関係者内でセキュアに活用できるような機能に期待しています。
情報活用とセキュリティを両立しながら、安心して組織の知見を蓄積・活用できる環境に期待しています。
―[SZY]同じ課題を持つ企業へのメッセージをお願いします。
議事録作成に時間がかかっている企業や、会議後の情報共有に課題を感じている企業には、
ぜひ導入を検討していただきたいと思います。
最近ではCopilotなどを活用して議事録を作成することも可能ですが、「いきなり議事録」は録音・録画から
文字起こし、議事録作成、共有、管理までを一気通貫で行える点が大きな魅力です。
また、会議に参加できなかったメンバーへの情報共有や、後から内容を振り返りたい場合にも非常に有効です。
単なる議事録作成ツールではなく、会議の記録と活用を支えるプラットフォームとして活用できると感じています。
会議の生産性向上や組織全体の情報共有を強化したい企業にとって、有効な選択肢になると思います。

インタビュアー 鈴与商事株式会社 宇佐美徹氏、喋ラボ株式会社 大橋功氏